心臓手術数において、20年近くにわたり
日本一を記録する榊原記念病院。
その中でも7,000例以上の執刀経験を持ち、
98.7%という成功率を誇るのが、高橋幸宏
医師です。
その驚異的な実績は、
どこから生み出されるのか?
『7,000人の子の命を救った
心臓外科医が教える仕事の流儀』
は、手術の現場において大事にしてきた
仕事の流儀を51にまとめたもの。
・準備やルーティンの重要性
・集中力をいかに持続させるか
・想定外の事態への対処法
・良好なコミュニケーションづくりの核と
なるもの
など、ゴッドハンドと呼ばれる匠の仕事術が
初めて明らかになります。
注目すべきは、その教訓が
ビジネスの現場にもそのまま通用する点。
“「質高く、うまく、早く」を徹底する”
“成長スピードだけで若手を判断しない”
“我慢すべき時と??るべき時を見極める”
“決まり事をつくり過ぎない”
……などなど、「チーム医療の最たるもの」と
される心臓手術の緊迫した現場から紡ぎ出された
知恵とノウハウは、チーム力を高め、各自が最高
のパフォーマンスを発揮していくための珠玉の
指針となることでしょう。
管理職必読のバイブル。
部下指導や組織運営のヒントに溢れています。
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ビンビン響いた言葉
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大事なのは、よくいえば「柔軟に」数パーセント
の問題に対処することであり、悪くいえば「少し
いい加減に」途中で出現した矛盾に対して解決
していくことです。
手術を成功させて子どもの命を救うことが
一番大事なのだとわかっていれば、
手術においてブレることは一切ないのです。
良好な人間関係をつくるには
その場にいることが何より大事です。
コミュニケーションを取りたくても、
その場にいない人とは取れません。
どんなに嫌でも最初は上司のコピーを
しなくてはなりません。
私は手術中に何度も同じ失敗をする若手には
「出ていけ!」と怒鳴りつけます。
でも、そう言われて本当に手術室から
出ていくようではダメです。
執刀医が「出ていけ」と怒鳴るのは
一つのルーティンみたいなものです。
そして、怒鳴られても出ていかないというのも
若手にとってはルーティンなのです。
百点の手術であっても、
「なぜ二百点取れないのか」と叱ります。
上司の一番得意な玄人技をドヤ顔で見せてあげ
ること、若手の育成には最も効き目があります。
「さすが」とびっくりさせるのです。
新しく入ってきた人は、
それだけで上司のファンになってくれます。
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著者略歴
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高橋幸宏(たかはし・ゆきひろ)
昭和31年宮崎県生まれ。熊本大学医学部卒業後、
“心臓外科の世界的権威”と呼ばれた榊原仟氏が
設立した榊原記念病院への入職を希望するも、
新米はいらないと断られ、熊本の日赤病院で
2年間初期研修。27歳で榊原記念病院に研修医
として採用。
年間約300例もの心臓血管手術を行い、
35年間で7,000人以上の子どもたちの命を救っ
てきた。手術成功率は実に98.7%にも及ぶ。
平成15年心臓血管外科主任部長、
18年副院長に就任。医学博士。
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手術室で起こるすべてのことは
ビジネスの現場でも活かせる
『7,000人の子の命を救った
心臓外科医が教える仕事の流儀』
高橋幸宏・著
定価=本体1,500円+税
【ぜひ、いますぐご予約ください】
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!