こんにちは、
岡田です。
前回は『歩行と筋トレは補完しあう関係』でした。
筋トレ(無酸素運動)で弱いところを補強しながら、
整体歩行(有酸素運動)で健康維持から若返りまで、
片方ではなくどちらも必要という内容でした。
では、整体歩行では筋肉はつかないのでしょうか。
その答えは現状の立ち位置と、
歩行レベルによって違うということがいえます。
たとえば、
歩行不足で弱っているようなときなら、
散歩程度でもトレーニング効果は出ますが、
元気な人の場合、散歩程度では筋力アップは期待できませんね。
次に歩行レベルの違いでは、
3種類の速さに分かれる健康回復歩行の場合は、
内臓の機能回復に重点を置いていますが、
それでも一定時間歩けば抗重力筋は補強できるでしょう。
2種類の若返り歩行は、
高速歩行なのでしっかり背中から下の筋肉を使います。
そこで今回は、
整体歩行で鍛えられる筋肉について解説します。
【整体歩行で鍛えられる筋肉】
では、整体歩行で積極的に使う筋肉を挙げましょう。
整体歩行は、地球の上に立って移動するので通常歩行と同じく、
抗重力筋といわれる筋肉が主に使われます。
それを含めて整体歩行で特に強調したい筋肉は、
足親指の長母趾伸筋、すねの前にある前頸骨筋、
ふくらはぎをかたちづくる腓腹筋、
ふとももの前にある大腿四頭筋、太ももの裏側にある
ハムストリングスなどです。
もう少し上に行くと、お尻の後ろにある大臀筋、
お尻の横にある中・小 臀 筋、
そしてダイナミックな歩行では大腰筋を本格的に使います。
これらの筋肉は、
コンパスが大きくなるほど使うので、
整体歩行の若返り歩行では特によく使われる筋肉です。
そして、背骨を介して上半身と下半身の間にゆらぎが生じます。
その結果、正しい姿勢を維持するために体幹の筋肉が働き、
大腰筋や腸骨筋はもとより、
お腹の周りの腹直筋、腹横筋、外腹斜筋、
腰周りの脊柱起立筋群、腰方形筋などが強化できます。
肩から上は抗重力筋を中心に使いますが、
下半身に比べれば知れておりたいした筋力強化は望めません。
腕は自然に振るだけでぜい肉が取れて、
上腕を中心に上肢全体は引き締まります。
若返り歩行などの高速歩行では、
曲げた肘を積極的に引くことで、
肩甲骨周りの筋肉を十分に使いこりをほぐします。
このように整体歩行では、
全身の約9割の筋肉を有効利用し、
下半身を中心に日常よく使う基礎的な筋力を鍛えます。
ただし、あくまでも基礎的な筋力の補強なので、
バランス能力や柔軟性、そしてパワーアップのためには、
体幹を中心とした筋トレや柔軟体操が必要となります。
これにより、
さらに質の高い若返り歩行が可能となります。
いずれにしても、
現在の立ち位置によって必要なことは違います。
治療なのか、筋トレなのか、それとも歩行なのか、
そこで、そのチェックが必要となるのです。
今回の内容は、歩行整体メソッド、
第二の矢と第三の矢関連のお話でした。
歩行整体メソッドは、現在の立ち位置を知り、
ゆがみの解消から弱点の補強、
セルフケアまで一貫した回復~若返りまでの仕組み。
第一の矢(治療)
第二の矢(パーソナルトレーニング)
第三の矢(整体歩行)
歩行整体メソッドについては↓
『10年後の常識!健康のツボ』
第576号 2018年5月15日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!