新しい時代の潮流を掴めるのは若い世代 第 1,854 号

組織の情報共有ツールを
開発・販売する会社として創業した
サイボウズ。

ユーザー目線のサービスを提供し、
いまでは国内に900万人以上のユーザーを
有するまでに成長しました。

26歳でサイボウズを仲間と共に創業した
青野慶久さんに、その原点というべき
若き日のエピソードを伺いました。


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(青野)
サイボウズを起業したのが1997年8月で、
10月にはスケジュール・行き先案内板・掲示板・
施設予約の四つのアプリケーションを搭載した
サイボウズOffice1をリリース。

その利便性が時代に受け入れられ、早くも12月
には黒字に転じることができたので、
創業期にお金に苦労したことはありません。

創業3年目の2000年にはマザーズ上場、その
2年後には当時史上最短となる4年7か月で
東証二部へ市場変更と、順調に成長する
ことができました。


2005年、33歳の時に私が社長を引き継いで
からも、積極的にM&Aを実施したり、
社員数を急激に増やしたりしていました。
ところが、その成長スピードに組織体制が追
いつかず、徐々に歪みが生じてきます。

「ベンチャー企業はがむしゃらに働くのは当た
り前」という一方的な考えを社員に押しつけて
いたため、離職率も高く、最もひどい時で28%、
4人に1人以上の社員が辞めていく状況でした。

典型的な〝ブラック企業〟だったと思います。
その上、買収した会社のいくつかで大きな赤字
を計上してしまったのです。
まさに正念場。窮地に追い込まれた時にたま
たま目にしたのが……


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  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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