ビジネスマンがデザインを知ることで、未来は
開かれる。★『過去と今、そして未来をつな
げること』を使命に活躍する世界的な
デザイナー・和田 智による、まっ
たく新しいデザイン論、国際
文化比較論で自分の未来のつくりかたがわかる。
いまや21世紀のビジネスマンにとってデザイン
は必須だ。ボーダレスワールドの中で日本人
が、自らの未来を切り開いていく、未来
のつくりかたのヒントが本書には綴
られている。21世紀を背負って
立つビジネスマン必読の書。
急いでやることにろくな仕事はない。何事にも
時を急がず、本質を見抜き生きていく姿勢が
新たなる価値を造る。デザインには時の
概念、そして鍛錬が必要。「新しい
時代のミニマルなくらし」を
提案している著者による
デザイン画やスケッチも満載
されて、楽しみながらビジネスと
デザインが学べる。休日に読むビジネス
書★世界が認めたデザイナーの本。
未来だけを見るのではなく、過去に対する敬意
を持ち、今を解釈し、未来をデザインする。
そうして生まれた新しいデザインは、私がデザ
インしたものではなく、過去の多くの思いが、
私を通じて創らせたものなのだ。
デザインとは、過去と今、そして
未来をつなげること。
アウディのクルマと日本のクルマ以上に、会社の
社食のクオリティには差があった。まずは潔癖
ともいえる美しさ。ゴミ一つ落ちていない。
またアウディの社食の料金は、400円くらい。
器はすべて陶器で、飲み物はガラス。社食
事情にもアウディのクオリティが感じられた。
ランチは身近な安らぎの場である。美しく清々し
い食はささやかな幸せだ。アウディのクオリ
ティはそんなキャンティーンから生ま
れていたのかもしれない。
1954年に数学のフィールズ賞を受賞した小平
邦彦氏はこう言っている。「幼少期の環境、
とりわけとてつもない美しいものを見
得る環境において天才は生まれる」
私が海外で語学力よりももっと大切だと思う
ことは、「自分の考えや思いを伝える力」
だ。問題は「日本語」にある。
直接会うことでメールでは得られない何かを
学ぶ。いま必要なのことは、「こころ」と
「こころ」のコミュニケーションだ。
クルマの歴史を愛し、敬意を払うのが欧州だ。
和田智『アウディで学んだこと:
未来のつくりかた』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!