添加物から離れる食生活。添加物の
働きを知り、そのメリットと
デメリットを考える。
加工食品に表示されているラベルの読み
解き方を知り、購入時に役立てる。
塩、砂糖、酢、醤油、味噌、みりん
―いい素材と手間・暇をかけて造ら
れた基本調味料の使いこなし方
を知り、地域の作り手を支える。
西日本新聞生活面で連載。
食品添加物を考えるうえで、大事な
ポイントは、「メリットとデメ
リットを同時に考える」こと。
コストが下がったり、保存期間が長く
なったりするのは添加物があるからこそ。
その一方で毒性の危険性、味覚や
食文化の破壊など、さまざまな
デメリットが存在する。
食は心も育む。
人は食べたものからできている。
食べているもので、その人と
人となりが分かる。
買い物が時代を創る。
時折誤解されるが、わたしは食品の
裏側を暴露して添加物の怖さを
煽っているのではない。
長年、加工食品の開発現場にいた実体験
をもとに、きれいで、簡単で、便利で、
おいしくて、安いと思われている
食品の作られ方を伝えているだけ。
わたしが推奨しているのが、
「ひふみの原則」。
ひ→非伝統的なものは食べない。
ふ→不自然な食べ物は食べない。
み→未経験な食べ物は食べない。
いちばん信用できるのは伝統食。
最も信用できるのはやはり、その土地に
住む民族が、独自の気候風土の中で生
き抜くために、何千年もの歳月を
かけた人体実験を経て、築き上
げてきた「伝統食」である。
安部司『素朴な疑問:くらしの
中の添加物・調味料入門』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝