金融資本主義の次は何か。ドル崩壊を巡る
大国間の暗闘と謀略。世界通貨戦争の勝者
は一体誰か。かつての覇者ロスチャイル
ド家や、世界のエスタブリッシュメン
トが集う経済会議の取材から、黄金
の国ジパングの復活とジャパナイ
ゼーション(日本化)する新たな
世界の潮目を予見する
季節が夏から秋へと向かう頃、中央銀行総裁
たちは決まっていくつかの場所で、「非公式」
の会合を持つ。
世界史は今や何も外交官たちが形式ばった
儀式を繰り広げる表舞台だけで動か
されているわけではない。
むしろ「非公式な集まりなので」と、終わった
後に公式発表を避けることのできる官民合同
の集まりの積み重ねが、少しずつ少しずつ、
世界史を織り成している。
簿外資産としての「日華の金塊」。
私は前著『狙われた日華の金塊』の中で、日本
のエスタブリッシュメントたちは一部の華僑・
華人勢力と共に近代以降、大量の金塊を
保有・管理していることを非公開
情報を拠りながら論証した。
いま、これらの金塊の少なからぬ部分は
フィリピン・ミンダナオ島で厳重に
管理されていると言われている。
戦前、戦中において「金融戦争」という側面
から見ると、実のところ日本勢はかなり巧妙
であり、アメリカ勢は最後まで舌を巻き続
けていたのが実態なのだ。
ミラーがいうように、「過去を振り返って
みると、日本は金の保有量が大きいときに
国力が最強となっている」ため、アメ
リカ勢は文字どおり「血眼」に
なって統計データから
日本勢が持つ金(ゴールド)を探した。
1862年、1868年、そして1903年。一見する
と互いに全く無関係な年号が続いているよう
に見えなくもない。しかし、冷静に考えて
みるとその後ろ側に日本における一つの
エスタブリッシュメント集団がくっき
りと見えてくるのだ。そう、明治
維新によって「倒幕」された
はずの名門「徳川家」である。
原田 武夫 (著)『世界通貨戦争後の
支配者たち』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!