三男一女全員を理系最難関の
東大理Ⅲへ進学させた佐藤亮子さん。
我が子の笑顔を第一に試行錯誤を重ね、
愛情の限りを尽くして
実践した家庭教育の柱の一つが、
一万冊の絵本の読み聞かせだったそうです。
最新号では、佐藤さんに実体験から掴んだ
子育ての極意を語っていただきました。
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(――ご家庭での基礎学習の柱に
なったのが童謡と絵本だそうですね。)
(佐藤)
はい。長男が生まれた時、子育てって本当に
手がかかって大変だと思ったんですよ。
泣きじゃくる長男を抱えては、
「どうしてほしいか言葉で伝えてくれたら、
ママもそれをやってあげられるのにね」
って言ったものです(笑)。
でもよく考えたら、
子供ってお腹の中にいる時からママの
言葉が聞こえるっていうじゃないですか。
だったら言葉をたくさん聞かせよう。
そうして子供が早く言葉を覚えてくれたら、
子育ても楽になるんじゃないかと思ったんです。
人間って言葉で思考するので、
百の言葉より、千の言葉を使って
思考するほうが深く考えられる。
だから、できるだけたくさんの言葉を
入れてあげたほうがいいと。
たまたま6か月の長男を抱えて
見学に行った学習塾で、
「歌二百 読み聞かせ一万 賢い子」
と書かれたポスターを見ました。
私はその「一万」という数字が強く頭に
残って、童謡を一万曲歌い聞かせ、
絵本を一万冊読み聞かせてみようって
勝手に解釈したんです(笑)。
(―― 童謡一万曲と絵本一万冊。)
(佐藤)
人間って数字の入った目標を立てないと
なかなか実行できませんからね。とりあえず
それを3歳までに実践しようと考えました。
童謡って短い文学作品で言葉が本当に綺麗だし、
子供の感性を育む上でも、
歴史・文化を伝承する上でも
欠かせないと思うんです。
でも音楽の教科書を見て驚いたのは、昔
親しんだ童謡がほとんどなくなっているんです。
だったら親が歌い聞かせるしかないと思って、
テープ付きの教材を買って練習して、
子供に歌って聞かせました。
絵本も……
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ありがとうございました。感謝!