こんにちは、
岡田宰治です。
前回は「股関節が硬いと老けるワケ」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12735455617.html
股関節が硬くなると胴回りに脂肪が付き、
老化姿勢になり老けて見えるというお話でした。
今回は「男性更年期には股関節の運動」です。
図入りはこちら
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12736647282.html
・意外に多い男性更年期障害
男性の更年期障害についての相談があったので、
関連本を数冊読みましたが、
意外に興味深い内容で人ごとではないことに気づきました。
男性更年期とは、
血中のテストステロンというホルモンの量が、
大幅に低下している期間のことをいいます。
テストステロンというのは、
代表的な男性ホルモンであり、
これが低下すると様々な症状が現れます。
たとえば、性欲の減退やセックス能力の低下、
お腹周りの脂肪が増えメタボ腹となる、
筋肉量や体力が低下し疲れやすくなる、
暑がりだったのに冷え性になる、
血中の脂肪が上昇し高血圧や動脈硬化のリスク上昇など、
女性更年期ほどではないにせよ様々な症状が現れます。
個人的なことですが、
5年前からパーソナルトレーナーの仕事も始めたお陰で、
上とは逆の変化を味わうことになりました。
たとえば、
お腹まわりの脂肪が減ってきたり、
筋力や体力が大幅にアップしたり、
疲れにくい体になってきたり、
血圧が下がってきたという変化がありました。
性欲は旺盛でない方が仕事に集中できるので、
適度に制御されている感じです。
今年で62歳になりますが、
更年期障害などは考えてもいなかったのですが、
パーソナルの仕事を始める前のことを思い出すと、
男性更年期の症状に該当する点がいくつもありました。
上の通りだったのでゾッとします。
治療家の仕事だけだったら危なかったでしょう。
なぜなら、
当初はトレーナーのセミナーや合宿に参加すると、
翌日は仕事にならないほど疲れて、
ついていくのがやっとの状態だったからです。
今だから男性更年期障害という名前が付いていますが、
一昔前までなら初老になったら当たり前のこと、
「もう歳なんだから」という感じだと思います。
・男性更年期を回避できた秘訣
前述のようにパーソナルトレーナー治療家として、
筋トレの個別指導をするに際して、
体の知識を利用しながらも、
一から最先端の運動を学び直すことができました。
これはとてもラッキーな事だったと思います。
それまでも、
運動を治療に活かす方法は研究していましたが、
治療家が片手間で研究しているのと
プロになるのとでは大違いで、
学びのスピードが一気にアップしました。
また、プロのトレーナーになったことで、
治療家としてもさらに守備範囲が広くなりました。
そういうわけで、
男性更年期を回避できた秘訣は何点かありますが、
筋トレで体を鍛え直せた事が一番です。
これは専門書に載っていることですが、
「男性更年期障害の治療のためには、
腹部の脂肪を減らす運動が特に大切です。
その運動によって筋力がつき、
新陳代謝のバランスが再びよくなります。
そして脂肪は腹部に貯蔵されることなく、
簡単に燃焼されやすくなります。」
ウォーキングなどの運動と合わせて、
お腹周りの脂肪を減らす運動をする、
これがまず個人がすべき自己療法といえそうです。
・お腹周りの脂肪を減らす運動とは
よく誤解されることですが、
お腹周りの脂肪を減らすのに最適な運動は、
腹筋運動ではありません。
一番成果が上がっている方法は、
体幹から脚までを使って行う筋トレです。
体幹から脚までを使う運動とは、
まず体幹のインナーマッスルに力を入れ、
そこから力が伝達するような形で、
脚を上げたり伸ばしたり捻ったりする運動です。
この手の運動を何種類か組み合わせて、
お腹から腰まわりを多角的に刺激することで、
お腹の脂肪を遊離脂肪酸に分解し、
硬かった脂肪を軟らかい脂肪に変え、
ウォーキングなどで燃やしてしまうのが一番です。
ですから、
筋トレ+ウォーキングというのが、
勝利の方程式ということになります。
また、前回にも触れましたが、
お腹周りの脂肪が付いても気づきにくいのですが、
ものすごい量の脂肪がお腹まわりに存在しています。
これは、上のようなパターンで運動するとよく分かります。
なぜなら、
脂肪が遊離脂肪酸に変わった状態では、
お腹の下や腰回りに、
びっしりとつかめないぐらいの脂肪が出現するからです。
「こんなに一杯脂肪が付いていたのか!」
たいていのひとは唖然とし危機感を覚えます。
しかし、これは一歩前進した状態であり、
そこから徐々に脂肪が減っていく楽しみが生まれるのです。
この脂肪が減っていく過程は、
歳に逆らって若返っていくような感覚なので、
筋トレとウォーキングがやめられなくなるのです。
この若返り筋ウォーキングについては、
また別の機会に詳しく紹介するとして、
今回は、股関節を動かして、
お腹の脂肪が減る運動の中から一つ紹介します。
・脚回し体操
みぞおちから下のインナーマッスル(若返り筋)と、
下肢の筋肉はすべて使うイメージで行います。
不安な方は転倒防止のために、
柱や壁などに手をついて行ってください。
図入りはこちら
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12736647282.html
(前から後)
1.両足を軽く開いて立ち、
若返り筋を絞って準備します。
2.脚を前方に上げて、
前から後ろにゆっくりと回し、
後方まで回ったらゆっくりと降ろします。
リズムは脚を持ち上げたところから、
8カウントの間に後方まで回して降ろします。
この動作を左右5回ずつ行い、
終わったら反対側も行います。
※キツい場合は膝を少し曲げて行ってください。
(後から前)
1.両足を軽く開いて立ち、
若返り筋を絞って準備します。
2.脚を後方に上げて、
前から後ろにゆっくりと回し、
前方まできたらゆっくりと降ろします。
脚を持ち上げたところから数え、
123456で後方まで回し78で降ろします。
この動作を左右5回ずつ行い、
終わったら反対側も行います。
すべてのエクササイズのポイントは、
若返り筋を絞って軸をつくった状態から脚を動かすこと、
そして8カウント息を吐きながら行うことです。
この脚回し体操は、
若返り筋メソッドのエクササイズの一つです。
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『10年後の常識!健康のツボ』
第780号 2022年4月12日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
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人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!