現役の経営者が70歳にして挑む、ユーラシア
大陸横断マラソン。
中古車買取販売会社の雄ガリバーインタ-
ナショナル創業者の羽鳥さんはなぜ無謀
とも思えるマラソンにチャレンジ
したのでしょうか。
───────「今日の注目の人」───
☆ 命を懸けてマラソンに挑む経営者 ☆
羽鳥 兼市(IDOM名誉会長)
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村上 和雄(筑波大学名誉教授)
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【村上】
ところで羽鳥さんは、経営以外にマラソン
にも挑戦されていますね。
【羽鳥】
決してマラソンが好きなわけではないの
ですが(笑)、
例えば東日本大震災のあった年には、6月にパリを
出発して北京まで走り、飛行機で新千歳空港まで
移動してから再び東京まで走りました。
【村上】
何日かかりましたか。
【羽鳥】
405日です。
そもそもこれは何のためにやったかというと、
いまの時代、若い人たちが簡単に
諦めちゃうでしょう。
なぜかと言ったら、取り組む前に覚悟を
決めてないからですよ。
だから覚悟を決めて取り組めば、何事も
必ず成功するんだよっていうことを身を
以て教えたい、そう思ったんです。
70歳でもこんなことができるんだって。
【村上】
車には乗らなかった?
【羽鳥】
1メートルも車に乗らずに、毎日43キロ走って、
週に一回だけ休みを取りながら13,352キロ
走りとおしました。
先生、実はこの時も不思議なことが
ありましてね。
走る前に人間ドックに入ったら、血糖値が500で
血圧も200を超えていて、医者からは、「こんな
状態で走ったら100%死にますよ」
と言われました。
【村上】
100%(笑)。
【羽鳥】
でも、もうやると覚悟を決めていたので、何を
言われても自分はやるんだと伝えたら、少し
多目に薬を出してくれました。
ただ、自分としては毎日水をたくさん飲んで
汗を出せば毒素は全部出るだろうと思って
全部置いていきちゃったんですよ。
で、無事に帰ってきて…
※常識を超える活動で経営を伸ばしてきた
羽鳥さん。その全貌は
本誌でお楽しみください。
『致知』2017年3月号
連載「生命のメッセージ」P114
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細胞は自分の役割を果たしながら、臓器や個体を
生かすために助け合っている。
利他の遺伝子がなければ生命は存続できない。
『致知』には、利他の遺伝子が働き、成功した
実例が数多く掲載されている。
自信を持って人に勧めたくなる人生の教科書です。
──村上 和雄(筑波大学名誉教授)
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あなたに人間力高める月刊誌『致知』
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!