潤滑の悪い筋肉は指を当てるだけの潤滑整復術で軟らかくなる 第1,330号

こんにちは、

岡田です。

前回は「骨盤と股関節の「ゆがみ」による歩行困難」でした。

https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12447706439.html

医療機関による検査では異常が無くても、

骨盤や股関節のゆがみ(潤滑不全)が強い場合は、

歩行困難になることがあるというお話でした。

前回は第一の矢「潤滑整復術」関連の話でしたが、

今回も潤滑整復術に関連の症例、

「咳き込みによるギックリ腰とゆがみ」です。

風邪による咳き込みが引き起こしたギックリ腰、

この症例を例にして、

ゆがみとギックリ腰の関係を解説しましょう。

—————————

歩行整体メソッドとは、

三本の矢による回復から若返りまでの整体しくみ。

第一の矢 ゆがみの潤滑整復術

第二の矢 ゆがみのトレーニング

第三の矢 ゆがまないセルフケア法

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数日前、ギックリ腰で来院されたMさん(30代女性)

過労からの風邪で咳き込み、

腰に痛みが走って動けなくなったケースです。

重いものを持ち上げたわけでも無く、

不自然な姿勢をとっていたのでも無い、

なのにギックリ腰になってしまいました。

こういう急性の場合はケガと解釈されますが、

ゆがみ(潤滑不全)が原因のことが多く、

似たようなケースには参考になることでしょう。

Mさんのケースは、

筋肉、筋膜や靱帯を傷めたわけでは無く、

ゆがみ(潤滑不全)によるギックリ腰でした。

彼女は、昨年もこの季節にギックリ腰を起こし、

潤滑整復術を2回して治まりました。

その後、姿勢矯正トレーニング(第二の矢)で、

体力強化し順調に来ていましたが、

仕事が忙しくトレーニングの間隔が開き、

月に2回ほどしか運動できていないのが現状です。

先月ぐらいから、体力が低下していたので、

間隔を詰めるように助言していましたが、

風邪で咳き込み寝込んでしまうことに…。残念!

もともとは、反り腰がらみの腰痛持ちで、

たびたび潤滑整復術を受けに来院していましたが、

ゆがみ解消の後、体力強化のために次のステージに。

姿勢矯正トレーニング(第二の矢)に移行し、

週1回のトレーニングで順調に体力強化、

それに比例するように仕事も忙しくなりました。

そうなるとトレーニングが出来ないというジレンマに、

このコントロールは難しいですね。

話をギックリ腰に戻しましょう。

症状は歩行困難なので出張も可能ですが、

精度を上げるには研究所でということになり、

タクシーで来てもらうことになりました。

  • まずはチェック

歩様を観察すると、

誰かが支えないと歩けないレベルで、

特に左足には体重が乗せられない状態。

つづいて、ベッドにてチェック。

左右股関節のゆがみ(潤滑不全)は軽度ながらあります。

左仙腸関節にゆるみ腰、右仙腸関節にひらき腰と、

左右にゆがみが発生しており、

腰椎の椎間関節の潤滑も低下しています。

もともと、ゆるみ腰というゆがみが発生していたところに、

立て続けに咳き込んだことで振動によりゆがみが悪化、

こういう図式でギックリ腰になったと推察できます。

ゆがみ(潤滑不全)と炎症による痛みの違いは、

潤滑整復術を施した後の変化で分かります。

ゆがみだけだと、整復術後には普通に歩けますが、

炎症が伴うと、最低3日は痛みが取れないからです。

彼女の場合は、翌日の経過は、

不安感がある程度に鎮まっていたので、

ゆがみ中心の症状だといえるでしょう。

  • 潤滑整復術の施術(第一の矢)

これらに対して施したことは、

1.左右股関節に対する潤滑整復術、

直後チェック、腰の痛み残存。

2.左右仙腸関節に対する潤滑整復術、

直後チェック、腰の痛み軽減。

3.腰椎椎間関節に対する潤滑整復術、

直後チェック、腰の痛みさらに軽減。

4.腰背筋に対する潤滑整復術、

直後チェック、腰の痛みほぼ消失。

最後は、足先から腰椎までをチェックし、

歩様が改善しているのを確認して終了。

歩いて帰ることが可能な状態になりました。

施術時間は約30分でした。

翌日は、身体は重いが回復中ということでした。

  • まとめ

ギックリ腰は炎症というイメージがありますが、

確かに「荷物を持ち上げて傷めた」などは炎症ですが、

そうではなく、

「顔を洗おうとしたときにギクッと来た」など、

日常はなんともない姿勢で起こしたものは、

ゆがみによるギックリ腰の確率が高いです。

こんな時は、

関節の潤滑整復術は「一瞬にして楽になる」という、

絶大な効果があります。

この症例なども、

関節にとって潤滑がいかに大切かを表しています。

筋肉も同じで、

潤滑の悪い筋肉は伸び縮みしにくくなっていますが、

潤滑が良くなると一気に軟らかくなります。

もまなくても、

指を当てるだけの潤滑整復術で軟らかくなるのです。

この関節、筋肉、皮膚の潤滑整復術は、

私が考案したものではなく、

3人の達人師匠が開発したものですが、

これを統合したのはオリジナルであり、

20年かけて習得した最強技術の組み合わせです。

ただし、その技術を行使するというよりも、

「身体の声に耳を傾ける」がモットーなので、

必要に応じて最適な潤滑整復術を施すというスタンス。

Mさんには、再度トレーニング(第二の矢)で体力作りと、

朝の筋肉絞り体操(第三の矢)の復活など、

自己管理が出来る余裕を持ってほしいと願っています。

今回も、誰かの役に立ちますように。

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『10年後の常識!健康のツボ』

第621号 2019年3月26日

発行者 健康水先案内人/岡田宰治

公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7

人類健康化の水先案内人/岡田さいじ

さんのブログより転載許可を得て掲載

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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