吉田松陰は29歳で亡くなるまで元気いっぱい、
生き抜いた人でした。
松陰の元気の秘密はどこにあったのでしょうか。
松陰研究一筋の川口雅昭さんにお話しいただきます。
────────[今日の注目の人]───
☆『吉田松陰 修養訓』に学ぶ ☆
川口 雅昭(人間環境大学教授)
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私が特に現代の若者に掴んでほしいのは、私心を
捨てて公のために生きる侍の精神がかつて
の日本に息づいていたこと。
そして、そういうDNAを私たちもまた受け
継いで生きているという事実です。
人間は、自分のことばかりに意識が向いて
いる間は元気が出ません。
国のため、誰かのためを思って志高く歩んで
いくところに本当の元気が生まれるものです。
(本稿の)冒頭、私は日本人の自信のなさ、
元気のなさについて触れましたが、では
松陰がなぜあれほど元気いっぱいに
生きられたのか、その理由をよく
考えていただきたいのです。
だからといって松陰はいつも血気盛んだった
わけではありません。
国情を憂えて火の玉のように熱く燃える時がある
かと思えば、野山獄にいた時には先賢の書を師と
して心静かに内省の日々を送っています。
しかし、どのような環境でも松陰は……
※川口さんのお話は松陰論から現代の若者論、
日本人論まで多岐にわたります。
詳しくは誌面でお読みください。
『致知』2016年11月号
特集「闘魂」P34
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!