本書には3人の登場人物がいる。「年収400万」と
「年収1,000万」と「年収3,000万」だ。
「年収400万」はごく平均的なサラリーマンを想定した。
「年収1,000万」はエリートサラリーマンを想定した。
「年収3,000万」はサラリーマンとしてめでたくトップに
上り詰めた人物か、独立して業界で名前を知られるような
存在の成功者を想定した。
本書の趣旨は年収400万のコピーを読んでショックを
受けることでもなければ、年収3,000万を崇め奉ること
でもない。
自分の年収は自分で決めていることに気づくことだ。
自分の年収は自分で変えられることに気づくことだ。
以下は、年収3000万の人の世界観だ。
年収3000万クラスになると、そこにはハーバード
院卒もいれば、中卒もいるから本当に学歴は関係
ないと心底理解できる。
年収3000万クラスになると、仕事と趣味の
境界が消える。
仕事が趣味になっているか、趣味が仕事に
なっているからだ。
趣味と仕事を一致させることができたら、
人生の成功者なのだ。
彼らは、年金は名前を変えた税金と
割り切っている。
夢を叶え続けるののが夢。
あなたが独立すれば一瞬で理解できることだが、
会社には社会保険料、事務所代、光熱費、
旅費交通費、コピー代、その他諸々
経費をすべて支払っている。
成功者にとって「来週」は、そんな先の
ことはわからない未知の世界なのだ。
スケジュールという概念がない。
彼らは、ただ存在するだけでお金をもらえる。
やることなすことすべてが、儲けに繋がっている。
彼らは、請求書一枚から相手のすべてを見抜く。
お金のことなんて忘れて心底リラックスできる。
年収3000万は商品の価値をサッと見抜いた
上で、店員の人間性を見極める。
目の前の店員の売上に、貢献してあげる価値
があるか否かをじっくり判断する。
周囲を見渡すと一瞬でわかることがある。
貧乏人はいつも群がっており、お金持ちは
いつも単独行動していることだ。
世界中で起こっているストライキは、すべて
貧乏人や弱者の専売特許だ。
いつも好きな人だけに囲まれている。
そもそも嫉妬という感情を忘れている。
去る者を数多く見送り続けてすっかり慣れて
しまったこともあるが、去るのはいつも
自分自身であることが圧倒的に多い。
変幻自在に相手と会話のレベルを合わせる。
休日はオシャレな自室でリラックスしている。
年収3000万の休日はお洒落な自宅で
過ごすことが多い。
わざわざお洒落スポットに出向くでもなく、
自宅が最高にお洒落なのだ。
携帯は家で充電しっぱなし。
年収3000万になると携帯を携帯して
いないことが多い。
会社の社長なら仕事の電話は秘書が勝手に繋いで
くれるし、成功者なら執事に携帯を持たせてある。
私の周囲には携帯を家で充電しっぱなしと
いう人が一番多い。
携帯もパソコンも、人が支配されるのでは
なく、人が支配するのだ。
仕入れた知識を即興で知恵に
昇華して絶句させる。
一点突破で超一流品を身につける。
自分と過ごす。
年収3000万にとって一人の時間は命なのだ。
この一人の時間こそが無限の富を生み出す
源泉なのだ。
家庭を感じさせない。
年収3000万は家庭の臭いすら感じさせない。
まるで大学生のまま成功者に
なったように若々しい。
家庭を感じさせないから、ますます神秘的で
多くの人を魅了するのだ。
最高の娯楽は、あなたの頭の中にある。
ランチの風景を観察すると
おもしろいことがわかる。
ランチの予算は、年収の1万分の1に
なるように設定してあるのだ。
ファーストフード店の最廉価商品の
セットを見てみよう。
たいてい400円以内になるよう価格設定
してあるはずだ。
それは年収400万をターゲットに
絞っているからだ。
年収3000万になるとランチは
食べたい物を食べる。
出前で寿司を注文したり、予約が必要な
レストランの個室で食事をしたりする。
年収3000万はgiftedを生涯かけて
ひたすら磨き続ける。
giftedとは、天から授かったあなただけの
才能で、「自分が好きなこと」「継続が
苦にならないこと」「周囲が評価
してくれること」の3つが重なった部分だ。
人生は、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ
しながらgiftedを見つけるための冒険なのだ。
千田琢哉
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!