2020/08/18 (火) 7:00
こんにちは、
岡田です。
前回は「健康寿命を伸ばすことの意味」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12616713489.html
いくら健康寿命が伸びたとしても、
生き甲斐がなければ満足感は少ないというお話でした。
今回は「生き甲斐と体力」です。
- 図入りはこちら
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12618333081.html
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(生き甲斐と体力)
・生き甲斐とは
ウィキペディアによると、
生き甲斐(いきがい)とは、
「生きることの喜び・張り合い」「生きる価値」
というふうに書かれています。
健康寿命を伸ばすことは良いことですが、
生き甲斐づくりが伴わなければ、
意味は無いと繰り返し語っています。
なぜ、そういう結論に至ったのかというと、
子供の頃、おばあちゃんっ子だったこと、
祖父母に感化されて大きくなったこと、
社会に出てから高齢者相手の仕事が多いこと、
様々な高齢者の人生を観察してきたこと、
こんなことから、
特に高齢者と生き甲斐の関係に関心が生まれました。
母方の祖父は死ぬまで長寿研究を続けていた人で、
父方の祖母は生涯熱心な信仰者でした。
この二人から学んだことは数多く、
人生に大きな影響を与えてくれています。
たとえば、
祖父の人生を懸けて打ち込んでいる姿勢、
祖母の早朝の読書や読経の習慣からは、
背中で教育する姿を感じ取りました。
二人に共通していたのは、
生き甲斐を持って日々を過ごしていたこと、
凜とした生きる姿勢を感じたことです。
祖父の生き甲斐は健康長寿の研究であり、
祖母の生き甲斐は神と共に生きるという感じで、
全く違う生き甲斐なのですが、
無言のうちに生き甲斐について教えられた気がします。
鍼灸師として社会に出てからは、
治療を通じて多くの高齢者と関わってきました。
中には、生き甲斐がないという方もいました。
たとえば、
「伴侶を間違ったせいで人生失敗した」
「身内がみんな死んでしまって生きていくのが辛い」
「両親の面倒を見るために仕事を犠牲にした」
「不治の病で不自由なので生きる希望がない」など、
みなさん、環境の変化や不慮の事故や病気、
身内の介護や仕事の失敗などを通じて、
生きる目的を失ったことが共通項でした。
確かに、話を聞いていると辛い状況で
慰めの言葉も出ないこともありました。
だれでも人生うまくいかない時期があるので、
その渦中にあるときは無理もないことだと思います。
そんな中にあっても大半の人達は、
七転び八起きのたとえのように気力を振り絞り、
遅かれ早かれ立ち直りの時期が訪れます。
それと同時に生き甲斐を取り戻したり、
新たな生き甲斐が生まれたりします。
たとえば、
「孫が大きくなるまでは見守ってあげたい」
「子供達に迷惑だけはかけたくない」などや、
「○○に行きたい」「○○がしたい」など、
生きるための目的や目標が生まれます。
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・気力を出すには体力が欠かせない
ただし、目標や目的をイメージするには、
ある程度の体力が必要です。
体力が無いと自信が湧かないですし、
坂道を下っていくイメージが生まれるので、
どうしても悲観的な言葉が口から出てしまいます。
日常、体力の回復までサポートする、
トレーニングまで行う治療を業としていますが、
体力の重要性はいやというほど感じています。
以前、施術だけで終わっていたときには、
気づかなかったことですが、
今では回復後の体力強化が、
人生にとっていかに重要かを認識しています。
たとえば、
何回も転倒して自信がなくなった時、
慢性の膝や腰の痛みに悩まされている時、
大手術後の体力低下から回復しきれない時などは、
どうしても悲観的なイメージしか湧きません。
ところが、
転倒しそうになっても踏ん張れるた、
膝や腰の痛みが大きく軽減した、
低下した体力が着実に向上したなど、
まだ、希望が持てると思うと、
もうひと踏ん張り頑張れるイメージに変わります。
このように、
体力が回復すると痛みがなくなったり、
転倒しなくなったり、
気持ちが前向きになったりと、
流れが全く変わるからです。
また、私たちから観ても、
希望が出て前向きになる姿を観るのは嬉しいですし、
体力が回復することの大きな意味を再認識でき、
私たちのの生き甲斐づくりにもなっています。
このように、
生き甲斐が循環して広がっていく流れが出来れば、
その中で健康寿命が伸びていけば、
高齢化社会も明るいものになっていくことでしょう。
キーワードは生き甲斐と体力、
その一環としてお役に立てればと願っています。
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『10年後の常識!健康のツボ』
第694号 2020年8月18日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!