生のエネルギーを養い毎日を元気に生きる 第 1,953号

新型コロナウイルスの蔓延、混迷を深めるアメ
リカ、覇権国家への道を突き進む隣国・中国
の脅威。いまにまさに日本は戦後最大の危
機に直面しているといってよいでしょう。

そうした中で重要なのは、やはり、一人ひとり
が歴史と人物に学び、「心を養い、生を養
う」、即ち、何事に動じない精神力、
人間力を高めることだと思います。

そこで本日は、昭和歴代首相や財界人の指南役
といわれた哲人・安岡正篤師の教えを一冊に
まとめた『安岡正篤一日一言』から、珠
玉の言葉をご紹介します。


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●「不遇・逆境の用」

いかなる所へ行っても、牢獄へ入れられても、
島流しにあっても、悠然としてふだんと変
わらないようになるのには、よほど自分
を作らなければならない。

そういう意味では、不遇・逆境という
ものは自己を練る最もいい場所だ


●「人は環境を作る」

環境が人を作るということに捉われてしまえば、
人間は単なる物、単なる機械になってしまう。
人は環境を作るからして、そこに人間の
人間たる所以がある、自由がある。

即ち主体性、創造性がある。

だから人物が偉大であればあるほど、立派な
環境を作る。人間が出来ないと環境に
支配される。


●「凡・非凡の分かれ目」

凡と非凡のわかれる所は能力の如何ではない。
精神であり感激の問題だ。


●「老いを忘れる」

真の人物は気概があると共に、どこかゆとりが
あって、楽しむ所がなければならぬ。
それではじめて老いを忘れることが出来る。
また実際にいつまでも老いないで暮らす
ことが出来るのである。


●「元気」

われわれは「気」を養うということが、一番
根本の大事だ。いわば生のエネルギーを養う
ということ、いい換えれば「元気」という
ことが一番である。


※本記事は『安岡正篤一日一言』より
抜粋・編集したものです。

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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