2017/11/27 (月) 7:00
こんにちは、
岡田です。
前回は「未病からの健康回復に一番重要なこと」でした。
現在の立ち位置、程度の差はそれぞれ違いますが、
「どうなりたいか」をハッキリさせたうえで、
一度決めたら責任を持って行動に移すこと。
ひとが治してくれるのではなく、
あなたの自然治癒力が回復させるのだということ、
それには自助努力が必要というお話でした。
今回は、具体的にどう考えたらいいのか、
行動したらいいのかを症例で説明しましょう。
(回復への戦略を立てる)
では、Mさんの例を参考にしましょう。
Mさんは45歳の女性。
腰痛が怖くてあまり体を動かさないという、
こんな生活が続いていました。
腰が頻繁にギクッとなるとのことで来院、
病院での検査は骨には異常がなく、
いわゆる腰痛症といわれたそうです。
とりあえず、治療から。
骨盤、股関節など関節の潤滑を回復させて、
痛みが消えたところで提案しました。
私「Mさんは今後どうなりたいのですか?」
M「仕事をしたいのですが、こんな体調では…」
私「整復すると痛みは消えるので、
弱い部分を補強したら、痛まなくなり仕事ができますよ」
M「本当ですか。良くなるのですか?」
「仕事をしたいのでがんばります」
ということで、意思が固まりました。
(まずは現状把握)
筋肉の柔軟性や動作時の筋力を
・上半身
・下半身
・体幹
に分けて測定
具体的には
股関節や肩甲骨まわりのストレッチや、
腹筋や腕立て伏せを行ってもらい判定します。
その結果わかったことは、
Mさんが気にしていた下半身の筋力は平均並みあること。
体幹部の筋力が極端に弱いこと。
上半身、特に胸から腕の筋力が弱いこと。
(では何をすればよいのか)
その場しのぎ(痛みを消す)が目的であれば、
関節の潤滑整復術で当面は過ごせるでしょうが、
この体力だと同じパターンを繰り返すことは明白。
話し合いの中でMさんも現状が把握できたようで、
さっそく、体の弱点補強をすることになりました。
そこで、3つの選択枝を提案。
1.メニューを覚えてもらい自宅で行う。
2.状況に合わせて院で行う。
3.院で定期的にチェックしながら自宅でも行う。
1.は必要な体操や筋トレを実際に指導して、
回数や強度を決めて、自宅で行うプラン。
2.はその日の体調や回復度に合わせて、
臨機応変に対応するパーソナルトレーニング。
3.は1+2、例えば2週間に1回のパーソナルトレーニングと、
一日おきに自宅で筋トレというようなプラン
(行動にうつす)
結局、3.のプランに決まったことで、
否が応でも行動に移すことになりました。
こんな感じで、現在進行中ですが、
速くも痛みが出なくなり、
テキパキと動けるようになってきました。
補強は順調に進んでいますが、
目標ができたことで意識が変わり、
イメージができることで気力が湧いてきたことが、
大きな影響を与えているように感じます。
歩行整体メソッドには、
回復から若返りまでの道筋があります。
詳しいことは拙著↓を参考にしてください。
『10年後の常識!健康のツボ』
第552号 2017年11月27日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんの
ブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!