人間の能力は、それぞれ「脳の使い方のクセ」
に強く影響されている。とくに問題なのは、
明らかに「右脳向きの仕事」に対して
も、“習慣的”に左脳を使ってアプ
ローチしてしまうことだ。
重要なのは、時に左脳を意識的に休ませて
右脳に活躍の場を与え、左右両脳をバラ
ンス良く、巧みに織りまぜて使うこ
とである。本書のこの具体的な
やり方を習慣づければ、あ
なたの能力はとてつもなく増大する。
スキー、ダンス、音楽などなど、右脳を
使えば上達は格段に速くなる。
左右両脳の思考の仕方を理解することに
より、われわれはスポーツや仕事への
適切な取り組み方を会得し、すば
らしく能力を増大させることができる。
ダンスを学ぶには、右脳が制御権をにぎっ
て、よく観察し、模倣しなければならない。
耳で覚える演奏は、楽譜を知的に読んで覚える
演奏とはほとんど無関係な、全く違う才能に
よるものと思われる。換言すると、左脳
と右脳はそれぞれ違う方法で焼き付
けられた知識を別々に発達させている。
なぜ直観的判断は驚くほど正確なのか。
われわれが建てたいと思う家の設計図
を経験豊かな請負業者にもっていく
と、彼は10分間ほど眺めてから、
コストはいくら、期間はいく
らと話してくれる。これ
は直観的判断である。
経験にもとづく直観的判断は、整然とした
積算と同じくらい正確である。直観的判断
の根拠を尋ねると、彼は「勘ピュータ」
とか「経験」といったことを口にす
る。事実、この直観的なアプロー
チは右脳の思考による結果である。
視覚的記憶は驚くほど、質が高く、量も多い。
論理的思考に頼りすぎてはいけない。
シェークスピア学者よりも、シェークス
ピアそのものを学べ。
作像効果は、たとえばある単語に関連した
絵を心に描き出すことによって単語学習効
率を高める、といった利用が可能だ。
劇的な作像のほうが効果的である。ブルガリア
で開発された外国語教授法では、精神を落ち
着かせるための訓練と、語彙に積極的な
作像を関連づけることを併用するこ
とで、語学習得のスピードが
革命的に速められた。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!