圧倒的な人気を誇る「小山ロール」。
兵庫県三田市のお店でしか買えないと
あって、店にはお客さんが絶えません。
そんな小山ロールの生みの親、小山進
さんが考える一流の条件とは。
───────「今日の注目の人」───
小山 進(パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ)
───────────────────
──小山さんは、一流の職人に求められる
条件をどのように考えられますか。
僕たちの世界で言えば、唯一無二のオリジ
ナリティーのあるものをつくれるかどうか
が一流になる上での大前提だと思います。
さらに世に発表して市民権を得ていく
こと、文化を動かしていくことも
大事な要素になってきますね。
創り手として、生み出したもののコンセプト
や本質などは、いくらでも語れます。
だから一緒に仕事をさせていただくクリ
エイターの皆さんにも、いつでも熱く説
明できるし、納得もしていただける。
それに一緒に仕事ができる方々は自分が
将来なりたかったグラフィックデザイナー
やミュージシャンなどで、まるで自分
がその仕事をやっているかのよう
な気分になっています。
一流というのは、このようにして相手に
喜ばれる魅力的な文化をつくると同時に、
その楽しさを後から来る人たちに伝え、
道をひらいてあげられる人のこと
かな、とも思っています。
あとはやっぱり自信ですかね。
──ああ、自信。
「自分はこれくらいでないと気が済まない」
と自分のクオリティーを高める努力
をすることです。
人が99%反対しても「自分はこうだ」
と勇気を持って言う。
少なくとも僕はそれができます。
そういう人を育てていかないといけない
と思っているんです。
※ショコラの世界的コンクールでも6年
連続で最高賞を獲得した小山さん。
菓子職人の原点となる子供時代のお話、
影響を受けたお父さんとのエピード
など、最新号では5ページにわた
ってたっぷりとお届けしています。
『致知』2017年10月号
特集「一剣を持して起つ」P50
───────────────────
・『致知』はこんな雑誌です。
⇒ http://www.chichi.co.jp/special/teiki1708/
───────────────────
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!