礼儀作法を浸透させることで社会生活を円滑にする 第 2,939 号

 礼儀作法とは「社会人としてわきまえてしかる

べき当前のことを、自然に振る舞うこと」。だ

からか、礼儀作法というと堅苦しい印象を抱

きがちだが、礼儀作法はきまりやルールを

守ることだけが大切なのではない。

 小笠原流礼法によれば「人を大切に思う心」

が根本にあり、相手を敬うことが最も重要

だという。

 本書は、このコロナ禍後の生き方を、小笠原流

礼法から学ぶものである。「これからの時代を

生き抜くには、『自分の頭で考え、判断する

力』=脳力と、『しっかりした筋肉・筋

力』=体力が求められるでしょう。

 武家の礼法である小笠原流礼法は、脳力と筋力、

いずれも必要とします。つまり、小笠原流礼法

を身につけることは、脳力と筋力を鍛える

ことにほかなりません。

 そしてそれは結果的に、人間としての美しさ

(優雅さ、ゆとり)すなわち「行動の教養」と

なるのです」ーーといったことを、真実

を語りながらもライトに、肉体と心を

鍛えたい若い人たち、とくにこれ

から社会に出ていく人たちに向けて解説する。

 礼法は室町時代から武士の教養かつ武士の

統制をはかるものとして伝わる。

 約700年前から伝わる小笠原流の伝書には、

日常的な作法から蹴鞠や首の改め方に至る

まであらゆる作法が書かれている。

 知識一辺倒ではなく、臨機応変に自分の判断

で自然に行動するのが小笠原流礼法の

考え方である。

 相手のことを考えれば、時には

礼の省略も必要なり。

 礼儀作法の理由を理解していれば、

すべき作法は自然に導き出せる。

 礼儀作法やマナーと聞くと、どちらかという

と女性が身に付けるものという印象を持つ方

が多いのですが、小笠原流は武家社会の

中で確立したもの。

 荒くれ者の武士たちも、京都で公家の文化

を目の当たりにすると、教養を身につけ

たいという思いが高まった。

 一方では彼らをまとめる将軍や幕府も、礼儀

作法を浸透させ協調性を身につけさせること

で、社会生活を円滑にすることができると

考えた。

 ヨーロッパにもマナーは存在しますが、

小笠原流のように流派として確立して

いるというよりは、各家々で決まっ

ていることが伝承されているように思う。

小笠原清基 (著)『生き抜くための

          小笠原流礼法』

の詳細及び書籍購入はこちら ⇑

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください