国内外の公文書館で筆者が掘り起こした
第一次資料から次々と明らかにされる
意外な真実。それこそが日本人が
知らされてこなかった歴史問題
の「正解」なのである。
自虐にも自賛にも陥らず、中国、韓国、ロシア
のプロパガンダや、アメリカの洗脳教育を排し、
冷静に歴史を見つめ直す、日本国民必読の書。
世界よ、これが真実だ。自虐でも、自賛でも
ない、日本人が知っておくべき現代史の深層。
本書は、日本、アメリカ、イギリスの公文書館や
大学図書館などで公開されている第一次資料に
基づいて、歴史的事実を書いたものである。
プロパガンダに対抗するためにするべきことは、
歴史的資料に基づき、根拠を示すことだ。
天皇のインテリジェンスが、国體(こくたい)
を守った。「国体護持」というとき、それは
皇室だけでなく、国の在り方と国民を守る
ことでもあった、ということだ。
昭和天皇は、敵性放送を聞いていた。
その要旨の報告も受けていた。
スイス公使の加瀬俊一は、最終段階では、
OSSとのパイプを最大限に利用して
東郷外相、そして天皇に御聖断に
必要なインテリジェンスを送っている。
昭和天皇は、多くの重要なインテリジェンス
を得つつも、ダレスが言ったように、自ら
リスクを冒し、明治憲法に反する超法規
的「御聖断」まで下して、日本を終戦に導いた。
戦争を終わらせるうえにおいて、これほど
貢献した天皇だからこそ、終戦後、日本に
やってきたマッカーサーは、彼を戦争
犯罪者とすることも、排除する
こともできなかった。
日韓国交正常化の立役者は、児玉誉士夫だった。
戦後の日本と韓国は、児玉のような裏社会の
人間でなければ調整できないほど表舞台
において対立していた。
朴政権に真っ先に手を差し伸べたのが、児玉で
ある。彼が戦時中、インテリジェンスの世界
で大物だったのも理由である。
日韓は正面切って外交交渉すれば、必ず決裂
する宿命にある。そこに民間人として、いわ
ばバッファーとして間に入り、建前の陰に
ある本音を伝え、粘り強く調整につとめ
た児玉の役割は極めて大きい、
日韓国交正常化交渉は、児玉ラインが耕し、
岸信介ラインがそこに種をまき、大平が
実ったものを刈り取ったといえる。
有馬 哲夫 (著)『歴史問題の正解』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!