会社の「お値打ち」って、どうやって決まる
の ? なぜ、あの会社は長く続いているのか ?
決算書からは分からない本当の「企業価値」
って何 ? なぜ、資本金は会社の「金庫」
に無いのか ? 伝説の「プロ会計マン」
が「会計の作法とコツ」を完全伝授。
「純資産」は経営と会計の王様である。
純資産は経営の要。
私の長い会計体験の中で、心から感じる
のは、「バランス・シートの純資産を
正確に、迅速に、誠実に増やして
いくのが本当の経営である」ということ。
純資産は3つの決算書の要。
純資産は企業価値の要。
みんなで純資産を大事にする経営を。
純資産の99%が株主資本。
純資産は芸術のごとく爆発する。
純資産は「利益の累積」。純資産とは、
ひと言でいえば「元手」。もう少し
いえば「元手」と「元手を使っ
て稼いだ利益の累積」である。
純資産の親玉は利益の累積で
ある「利益剰余金」である。
バランスシートと損益計算書は
純資産でつながっている。
経営の99%は「決算書」
を大事にすること。
M&Aは、純資産の売買である。
企業価値は株主同士が決める。
買収のときに、果たして本当に資産がある
のか、果たして負債はこんなに少なくて
いいのかを調べることを、デュー・
ディリジェンス(詳細調査)という。
デュー・ディリジェンスは大事だが、もっと
大事なものがある。その会社の持っている
技術や、経営者の資質、従業員のマジメさ。
「人」が純資産の価値を高める。
「知の資産」は決算書に出てこない。
知の資産とは「経営力」。
インテグリティ(誠実さ)という崇高な「知」
と。信用できる、尊敬できる相手に思わせる
ものは、最終的に徹底した真面目さである。
誠実さが信用と安心を生む。私がまだ課長だっ
た頃、あるアメリカの買収最中の会社から、親
睦会のパーティーに誘われたことがあった。
私は英語が苦手で気が進まなかったのです
が、ただ挨拶をしてバーベキューを食べて
帰ってきただけだった。買収後、先方
は次のように言った。
「一見まじめ風の日本人があらわれ
てバーベキューを食べていっただけ
で、われわれは安心しました」
社交辞令かもしれませんが、ベースに
あるのはそうした会社の風土である。
経営力を支える「正確さ」「迅速さ」
「誠実さ」を大事にする。
金児 昭『できる社長の会計力:
経営・会計の王様「純資産」』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!