美しい日本語の文章を声に出して読ませるトレーニングを取り入れる 第 488号

 脳科学の第一人者で「脳トレ」で有名な

川島隆太さんが最新号で、素読、音読が

いかに脳によいかを語られています。

認知症を改善させる働きまであると

いうから驚きです。

────────[今日の注目の人]───

☆ 素読のすすめ ☆

川島 隆太(東北大学加齢医学研究所所長)

───────────────────

 素読によって脳が活性化するのは、

お年寄りも同じです。

 僕たちはこれを学習療法と呼んで今日まで

続けてきましたが、高齢になって脳機能や

生活の質が低下する一番の要因は、記憶

の容量が小さくなることにあります。

 記憶の容量とは、作業をする時の机に

例えると分かりやすいと思います。

 若い時は大きな机を持っているのでパソ

コンやノートを置いたり、資料を並べた

りして自由自在に作業ができます。

 ところが、年をとると机が小さくなって

いって最後にはノート一冊すら広げ

られなくなってしまう。

 若者でも、SNSばかりやる人は

このような状態になります。

 この狭くなった机を何とか広げられ

ないかというので、認知症のお年寄

りに、美しい日本語の文章を声に

出して読ませるトレーニングを

取り入れました。

 認知症は薬を飲んでもよくは

ならないんです。

 悪くなるスピードを遅らせる

だけです。

 ところが、素読を続けると……

 ※美しい日本語の文書を読ませることで

お年寄りの脳はどのように変わった

でしょうか。続きは誌面でお読みください。

『致知』2016年12月号【最新号】 

         特集「人を育てる」P22 

  

 今回も最後までお読みくださり、ありがとう

              ございました。感謝!

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