二千年前、アラブの貧しい少年ハフィドが、
史上最強の大商人になった成功の秘訣が語
られる。その秘訣とは古代から伝わる
秘密の巻物に記され、この巻物を手
に入れ、その教えを実践した者は
誰でも地上最強の商人になれるという。
少年ハフィドは不思議なめぐりあわせで十巻
の巻物を譲り受け、巻物の教えをひとつひと
つ実行し、アラブ一の大商人へと成功して
いく。おそらくあなたは成功したいと
心の底から思っていることでしょう。
けれども成功への熱い願望だけ
では不十分なのです。
私は人々の願望には二種類あるという
事実に気が付いておりました。
ひとつは胡散臭い偽善的な願望です
この偽物の願望は妻や上司そして自分自身
に対して「自分は本当に成功を望んでいる
んだ」といつも言い続けている人に
よく見られるタイプです。
こういう人は世に出版されているあらゆる
自立のための本を読み漁り成功物語を読む
ことによって元気を得るのですが、それ
はポルノ小説を読んで元気を得る
のと大差ありません。
残念ながらいずれにせよこういった本を読む
人は決して実際に行動を起こそうとは
しないのです。
彼らは他人の人生や行動をあたかも自分の
人生や偉業であるかのように想像しな
がら生きているのです。
このような種類の人々にとって明日という日
はきっと素晴らしい日なのです。
けれどもその明日がやってくることは
決してありません。
習慣はとても大切で、習慣が
人生をつくっていく。
奇跡や偶然を最初からの望むのは邪道。
あらゆる事について言えることであるが、
それを成功させる方法は、日々の積み
重ね、一歩一歩の積み重ねが唯一
かつ王道なのである。
その過程を進んでいるからこそ奇跡だと
思えることや偶然の出来事が
顔をのぞかせる。
すべてに優先して守るべき最初の法は、
次のようになる。
「私は良い習慣をつくり、自ら、
その奴隷となる」と私たちは良
くも悪くも習慣の奴隷です。
それは大人になればなるほど顕著です。
職人技は、気の遠くなるような時間、同じ
ことを繰り返し続けてきた結果得られた
スキルでしょうし、十代の私が大学
受験に失敗したのは、勉強を習慣
にできなかったからです。
良い結果も悪い結果も突発的に
起こるわけではない。
すべては日頃の積み重ねであり、
それらの結果でもある。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!