僕にとってメモとは、生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイデアが生ま
れる。メモによって自分を知り、人生の
コンパスを持つ。メモによって夢を持
ち、熱が生まれる。その熱は確実に
自らを動かし、人を動かし、そし
て人生を、世界を大きく動かします。
誰にでもできるけど、誰もまだ、その魔力
に気付いていない「本当のメモの
世界」へ、ようこそ。
「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない。
映画や演劇などを観ていても気づいた
ことを相当な分量メモする。
就職活動のときは、自己分析を深めるため
に内省メモを続け、自己流で作っていた自
己分析ノートは、最終的に30冊を超えた。
なぜ僕は、ここまで狂ったように「メモ」に
こだわるのか。この「魔法の杖なんてない」
と言われる世知辛い社会において、メモ
こそが自分の人生を大きく変革した
「魔法の杖」であると直感しているからだ。
どんな魔力なのか。まず、メモをとると、
あらゆる日常の出来事を片っ端から
アイデアに転換できる。
メモがあなたの「人生のコンパス」を作る。
メモによって夢は現実になる。
「ファクト→抽象化→転用」という
最強のフレームワーク。
僕のメモ術のエッセンスは、
シンプルに3つ。
1.インプットしたファクトをもとに、
2.気づきを応用可能な粒度に抽象化し、
3.自らのアクションに転用する。
日常すべてをアイデアに転用する。
秋元康さんも、レトリックの天才だ。
「刺さる」言葉のストックが
表現を洗練させる。
僕は就職活動の時に「自己分析
ノート」を30冊ほど書いた。
具体的には何をやったのか。まず自分の人生
を振り返るための問いやフレームワークは、
すでに世の中に存在するので、そこに
時間を割くのは徒労だと考えた。
そこで本屋さんに売っている就活の
自己分析本を片っ端から買って、
すべての質問に答えた。
就活生が年間50万人いるとして、その中で
「自分のことをよく知っているレース」を
したとき、少なくともトップ1%、5000
人の中に本気で入りに行くぞ、という
異常な熱量で、自己分析をした。
僕が当時志望していた外資系の投資銀行は、
エントリーシート段階から志望者母数を見
ると、1万人受けて2~3人受かるという
倍率だった。その中で「偶然」上位
数%に入ることはできない。偶然
を必然にするために、努力でき
ることはないか。そう考えて
いった結果、僕が出した
仮説が、「自分を徹底的に
深堀りすること」だったのだ。
メモは呪文によく似ている。とにかく呪文
を唱えるように、メモをとりまくる。行動
様式としてメモを体に染み込ませたら、
メモの効用なんて意識せずとも、勝
手に結果がついてくる。
シャワー中にアイデアが浮かぶ理由。
脳内のインプットとアウトプットの比率が、
アウトプット側に寄った時に、アイデアが
出る。たとえば、お風呂に入ったとき、
スマホを持たないで入ったら100%
脳内でアウトプットするしかない。
インプットするような浴室内の情報は
ほとんどなく、そういった場では、脳
が自然と、自分から何かを生み出
そう、と活性化するのだ。
ペンをとれ。メモをしろ。そして
人生を、世界を変えよう。
前田裕二『メモの魔力』
の詳細,amazon購入はこちら↓
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!