森岡毅。彼は大学生になった我が子のために、
就活・昇進・転職・起業などキャリア形成に
ついて書きためていたプライベートな文書
があった。これに編集者が気づいて読ん
だところ、激しく感動。一般に向けて
出版されることとなった。
就活する前に自分の軸を決めること、そのため
には自分の好きなことを発見し、磨いていく
こと、社会では自分のブランドを構築する
ために努力することなど、就活生のみ
ならず、ベテランの社会人が読ん
でも実に面白い内容になっている。
また、タイトルにもなった第5章、我が子へ
の愛が溢れる第6章の怒涛の展開は読む者の
心を激しく揺さぶる。社会人として生きる
ことに勇気が湧いてくる作品である。
自分がやってて楽しいこと、苦にならないこと
を磨け。磨くことで、企業依存のキャリアから
脱し、自らを主体とする人生設計が描ける
ようになる。
資本主義経済において、価値あるものを提供
することがお金を稼ぐために必要である。
価値あるものを自ら作り出せるようになる
には、好きなことがなにかを自覚し、それ
なりに時間をかけ、習得する必要なり。
職能はキャリアの中で維持可能な個人財産で
あるという価値を持とう。
資本家にならないとすると、年収は業界に
よってだいたい決まってしまう。市場規模、
産業構造によって、利益率はだいたい
似てくる。そうすると支払える給料
は業界内で同じになってくる。
年収を上げるのであれば、
市場成長を鑑み、自分の職能が
活きる場所を選ばないといけない。
挑戦し続けることで、成功も失敗もあるが、
挑戦しなかったことへの後悔は発生しない。
会社のブランドを背負うのではなく、自分の
ブランドを築くことが社会を生き抜く
上で重要である。
行動を変えるコツは、時間がかかるのを織り
込んで変わる努力を継続することなり。
苦労が多いだけ自分を飛躍的に向上させる
100の自分に常に120、130の負荷をかけ
る挑戦をしてほしい
人生とは知らない面白いことを求めて自分の
世界を広げていく旅のようなものである。
税金は、リーマンは5割負担。資本家は2割負担。
資本家になるのがベストなり。株を買えば
資本家になったと同じこと。
やりたいことが分からないのは、基準となる
軸がないから、そして軸は必ず見つかる
日本はサラリーマンを生産するように作られて
いる。資本主義社会はサラリーマンを働かせ、
資本家が設ける構造なり。
マーケティングで日本を元気にしたい。
森岡 毅 (著)『苦しかったときの話をしようか』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!