自分の情念に耳を澄ます時期は.必ず自分の財産になる 第1,049号

 適切な言葉を選べなければ、

深い思考は出来ない。

 表現することはおろか、

悩むことすら出来ない。

 人は言葉を獲得することに

よって人生を生き始める。

 だから読書することは重要なのだ。

 本は最も身近で最も安価な人生を

切り拓く決定的な武器だ。

 「見城徹の読書は血の匂いがする。ただ、

文字を追って『読了』と悦に入っている

輩など、足下にも及ばない。書を

貪り喰ったものだけが知る

恍惚の表情を浮かべている。

 著者の内臓を喰らい、口から真っ赤な

血を滴らせている」―作詞家 秋元康

 読書によって言葉を獲得することは

経営者のみならず、すべてのビジ

ネスパーソンに有用だ。

 寝ずに働くより、素晴らしい言葉を一つ

編み出すだけで意欲をかきたて、

チームを団結させることができる。

 読書を通じて、一生で経験

できないことを学ぶ。

 読書とは、「何が書かれているか」では

なく「自分がどう感じるか」だ。

 人間は言葉で思考する。

 言葉を使って自らの生や死について

考え、相手に想いを伝える。

 読書で学べることに比べたら、一人の

人間が一生で経験することなど

高が知れている。

 読書をすることは、実生活では経験

できない「別の世界」の経験をし、

他者への想像力を磨くこと

を意味する。

 本のページをめくればめくるほど、

人間の美しさや醜さ、葛藤や

悩みが見えてくる。

 そこには、自分の人生だけでは決して

味わえない、豊饒な世界が広がっている。

 僕は編集者という仕事をしている。

 編集者の武器はただ一つ、

「言葉」だけだ。

 言葉によって作家を口説き、心を揺さ

ぶり、圧倒的な熱量の作品を引き出す。

 多くの経営者やビジエンスパーソン

にとっても、言葉が武器である

ことは変わりないだろう。

 少しでも、相手の心情に寄り

添った表現をしたい。

 正確な単語を使いたい。

 そのための武器となるのが、読書に

よって培われる、他者への想像力

と語彙力である。

 高校までの読書体験で実感したのは、

人間が何かを達成するには地獄

の道を通らなければなら

ないということだ。

 どんな美しい理想を掲げても、実際に

成し遂げるためには数多の苦

しみ、困難がある。

 テクノロジーが発達した現代でも、

本というローテクなものの価値

は失われていない。

 一心不乱に本を読み、自分の情念に耳を

澄ます時期は、必ず自分の財産になる。

 見城徹 『読書という荒野』

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今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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