自分自身の存在感が高ければ、相手はそれなりに対応してくる 第 388号

 情報は常にアップデートし、最先端の情報にして

おかないと、世界中のライバル企業から取り

残される。

 そして、最先端の情報の多くは英語で書かれて

いるのが現実だ。

 私は外国語をやっていたおかげで、自分の

人生が広がりました。

 ドイツ系の会社に勤めることができたのも、

ドイツ語をやっていたおかげです。

 語学を身につけていて、楽しいことが

いくつもあった。

 以前、大阪のホテルに泊まっていたと時、

ドイツ人らしき2人がエレベータに

乗ってきました。

 私は背が高いほうなので、彼らは少し驚き、

ドイツ語で話し始めました。

「見てみろ、この日本人、やけに背が高いな」

「ほんとにそうだな、背が高いな」

 私はその2人のドイツ語の会話がすべてわかった。

そこで降りる時にドイツ語でこう言ってやった。

「コメをタテに食べると、背が伸びるんだよ」

2人の面食らった顔が面白かったです。

 アメリカが日本をどう扱うかといったことは、

本質的な問題ではない。

 重要なことは、「日本そのものに存在感があるか

どうか」だ。

 日本の存在感が高ければ、アメリカはそれなりに

対応してくる。

 外国人は「ロジック」を重視する。

 外国に行って、一つひとつの仕事について上司に

「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を

やっていたら、笑われる。

 いちいち上司に相談する人は、「仕事の能力が

低い人」と見なされる。

 外国へ行ったら「ホウレンソウ」は最小限に。

 上司のすべきことは、方向性の枠組みについての

合意と、デッドラインを決めることだけ。

あとは、部下に任せる。

 日本で行われているディベートは、外国人の

ディベートと異なる。

 情報を隠しておいて、ディベートの最中に、

後から後から相手の知らない情報を出して

いくやり方は、フェアなディベート

とはみなされない。

 両者が最初にすべての情報をテーブルの上に

並べ、それをもとにロジックを競って

いくのが、外国人のやり方。

 英文メールは短い文章が書ければいい。

 メールの場合、できるだけ早く返信を出す

ことも大切。

 海外で、部下に指示をしたり、説明する時には、

ロジックを使うことが当たり前。

 仕事の方針や内容を、論理的に説明できなければ、

上司の役割を果たしたことにならない。

 「わが社の方針は、こういう方針です。

 その中で、うちの部はこの部分を担っている。

 あなたにやって欲しいことは、こういう内容の

仕事です。

 これはお客様にとってこのような意味があり、

会社にとってこのような貢献をするものです」

 英語を使って何をするのかを決めておく。

 目的を決めずにダラダラと英語を勉強しても、

英語は身につかない。

 海外新聞の社説を毎日1つずつ読む。

 そうすると英語力は飛躍的に高まる。

 「なぜ」という疑問を繰り返して、ロジック力

を鍛える。

 外国人は、不思議なほど「なぜ」という

点を重視する。

 私は息子をフランスの学校に通わせていましたが、

小学校の時からすでに、日本とフランスでは

教育に大きな違いがあった。

 息子は小学校で、毎日テキストの2ページ、

3ページ分にわたることを徹底的に

暗記させられていた。

 それは哲学者、科学者、歴史家の言葉、真理、

史実など多岐に渡る事象。

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  今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。 感謝!

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