中国はバブル崩壊とともに凋落するのか?それとも
世界No.1の大国となるのか?10年後、20年後の
世界の行く末を読み、日本の世界戦略を
提言!!中国「国家資本主義」の偽りなき実像に迫る。
国際社会では「カネで友情を買う」など憎まれ口
も耳にするが、即断即決ドーンとカネを突っ込め
ば必ず返ってくるという合理的な割り切り方
は、やはり中国ならではだ。
何事も慎重に構え、さまざまなリスクを勘案した
挙げ句、やめておこうとなりがちな日本は、中国
の積極果敢な戦略に学ぶところが大きい。
中国はシャドーバンキングやアングラ経済
のウェイトが高いといわれる。
シャドーバンキングは健全なのかといえば、
マイナス面もあればプラス面もある。
シャドーバンキングは、それなしでは
うまく回らないからこそ成長した。
日本のサラ金も同じで、みんな悪い悪いというが、
銀行も誰も融資をしてくれないとき、サラ金の
お蔭で救われた零細企業や個人事業主が、
少なからずあったはずだ。
中国は、もともと「資本主義的な国」である。
「世界三大商人」といえば、ユダヤ商人、
中国商人、インド商人のこと。
中国商法は「世界三大商法」の一つ。
中国人は、昔から商人的な気質があって、
商売の伝統を長く続けてきた、本質的
に「商人」的な人々なのだ。
華僑が世界に進出して大きな経済力を
誇っていることもうなずける。
2033年に登場する第7世代は、アメリカ
留学組が務める可能性が非常に高い。
中国は水面下で、アメリカとつながっている。
私は、中国は底流に非常にアメリカ的な
ものを持っている、と考えている。
これは中国の大きな強みだ。
広大な多民族国家、自己主張の強い国民性、商人
の伝統を持つ資本主義的な側面、アメリカ文化
を体現した海外留学組の増加などは、中国
のアメリカ的な部分でもある。
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!