世界の政治・経済・安全保障における
影響力が増すにつれ、「脅威論」
「異質論」は勢いを増す。
2012年秋から始まる「ポスト胡錦濤
の中国」はどこへ向かうのか。
第一線の記者が現地取材をもとに
その権力基盤維持の方程式を探る。
統治の貸借対照表、課題への
高い対処能力。
中国が崩壊するとの中国崩壊論
が何度も唱えられてきた。
しかし現実は「中国モデル」は生き
延び、成功体験を続けてきた。
この背景にはどんな秘訣があるのか。
課題が山積みし、問題がさらに増え
ながらも、それに対応するガバ
ナンス能力に「解」がある。
幅広いネットワーク。
中国モデルのガバナンスの第一の特徴
は、問題を発見するに際しての情報
ネットワークの広さと細かさだ。
監視システムとしては、会社や
地域住宅に共産党の組織を
張り巡らせている。
経済利益でつながる結合体。
中国のヒト、モノ、マネーが世界各地
に拡散し、大中華圏は拡大する
様相を呈している。
まず媒介役になるのが、中国国籍を持つ
華僑と外国籍を持つ華人を合わせて世界
に4500万人余りいる「海外同胞」だ。
情報網を張り巡らせ、
経済利益で結合する。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝