誰もが品格ある人になる可能性に満ちている
日本人は本来「品位」と優しさを兼ね
備えている。
強欲な資本主義に毒され忘れかけた心性を取り
戻せば、誇りある美しい国は必ず甦る。
品格を磨くためには、まず中身をキレイに
しておく必要がある。
学習の極意は、「読書百遍義自ら見る」と
いう諺に表される。
難解な本であっても、何度となく繰り返し読んで
いれば、そのうちに自然に意味も理解できる
ようになる、ということだ。
本物の格好良さ。
目立たないように自然にするのがコツだ。
格好をつけているとは人に見えないような形で
格好をつける品の良さが要求される。
月並みな内容ではなく「芸術性」の高い映画や
ドラマでは、必ずしも悪は滅びない。
武士に二言なし。
武士は一度いったことについては、どこまでも
それに従った言動をすることを旨とした。
「武士に二言なし」といって、「信義」を
重んじたのである。
己の言葉には切腹の気構えで。
いずれにしても、たとえ小さなことでもいったん
口に出していったことは、徹底的に
守らなくてはならない。
約束を守る人は信頼できる人であり、信頼できる
人は約束を守る人である。
自分の発する言葉はただひと言であっても、それに
よって自分の信用が100%左右される、
と考えておいたほうがよい。
言葉を大切にするのは自分の信用を守っていくことに
つながり、ひいては人生を大切にすることになる。
武士は、たとえ自分自身のせいではなくても、自分の
言ったことを守ることができない結果になった
時は、切腹までした。
いわば自分の命よりも自分の信用のほうを
大切にしたのである。
人は言葉である。
言葉は人格の表明であり、その人の信頼性について
判断するときの重要な鍵となるものだ。
言葉は品格そのものである。
茶道は「生の術」。
武士道は身を律する教えとして参考になるが、
それ以上に役立つのは茶道である。
茶道は日常生活の中における身の処し方を
教えてくれる。
人間関係においてスムーズに生きていくと同時に、
できるだけきれいな振る舞いに終始していく
方法を指し示してくれる。
ものを大切に扱うという考え方は、少しずつ
廃れてきている。
ものを置くときには丁寧にゆっくりと下ろしていく。
常にソフトランディングを心がけるのである。
恋人と別れるときにように、名残惜しみながら手を
離していく風情になれば、理想的だ。
人は格好ではなく心である、などといわれている。
だが、第一印象は身なりなどの外観で、
ほぼ決まってしまう。
スーツを着てネクタイを締めると、
窮屈な思いをする。
だが同時に自分の身も引き締め、緊張感を
漂わせるのに役立っている。
本気で仕事に立ち向かっていくという
意気込みも、徐々に高まってくる。
身なりをきちんとすることによって、
やる気が出てくるのだ。
秘すれば花。
秘すれば花、秘せずば花なるべからず、と
いう言葉がある。
いろいろな道や芸を伝える家では、外部の人
たちに対して公開していないことがある。
秘密の魅力である。
何かちょっと個人的なことについて聞いた時
に、「ヒミツ」といわれたら、好奇心
をかきたてられる。
会食で本性が露に。
食事をするというのは、きわめて
本能的な行動である。
したがって食べているときは、
その人の地が出る。
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!