企業の盛衰はトップで決まるといわれます。
ジョンソン・エンド・ジョンソンやフィ
リップスなど数々のグローバル・エクセレント・
カンパニーで経営を担ってきた新将命さんに、
勝ち残る企業の作り方、トップリーダーに
求められる条件について語っていただきました。
半世紀近く経営の第一線に身を置いてきた
新さんが語る「成功する人と失敗する人の違い」
とは?
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これまで数多くの経営者を見てきて感じているのは、
「成功する人は謙虚、失敗する人は傲慢である」
ということです。
リーダーにとって自信は必要不可欠ですが、
ややもすると自信は過信に、過信は慢心に、
慢心は傲慢に変わり、最終的には破滅に至ってしまう。
傲慢な人は自分の考え方はすべて正しいと思い、
苦言や諫言を呈する人が疎ましくなり、
そういう人を遠ざける。ある日、気づいたら
周囲にはイエスマン、追従者しかいない。
そういう人は自分自身と会社を滅ぼすのです。
反対に、謙虚な人は目まぐるしく変化する時代の中
で、その流れに取り残されず、勝ち残っていくために、
自ら変化成長を遂げようと自己投資を惜しみません。
吉川英治の「我以外皆我師」という格言の如く、
あらゆる人や事象から学ぼうとします。
私は「美点凝視」という言葉が好きなのですが、
どんな人であっても、その人のよい点を見て
学ぼうとする謙虚さが大事であると思います。
最近よく若い人に言っていることは
「1日4回飯を食え」ということです。
3回の飯は朝昼晩にいただく食事のことで、
4回目の飯は「活字の飯」、つまり本を読むこと。
私は30代の頃から1日最低1時間は本を読んで
きましたし、いまも実践しています。
本を読むという習慣自体が、人生を素晴らしい
ものにしてくれるのです。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!