うちの母は元々子供好きで、特に孫を切望していた。
伯父・伯母世帯に次々と孫が生まれるのを
♥羨望のまなざしで見ていた♥
そして私が結婚・出産するとなった時、それが爆発。
週一での母子の近況を聞くための電話、「戌の日の日取り決めた?
産院決めた?」まではいいとして、まだ手の平サイズの
孫のお宮参りやお食い初めについての相談。等々、
その勢いは何かが取り憑いたかのようだった。
私たち夫婦の中では、母の行動はまあ許容範囲内で、こっちの
言い分はちゃんと聞いてくれたし、有り難いなぁと思っていた。
しかし、母はとうとう暴走。「孫ちゃんにはみーちゃん
(仮名美代子)って呼ばせるわ!」と言い出した。
「向こう(父方)のお母さんをばあばって呼ぶだろうし、
ややこしいでしょ?」との談だがどうにも
「ばぁばって年取ったみたいで嫌」という本音が見え隠れ。
現実見ろよ…バアバはバアバだよと言いたかったが、産前産後
お世話になる予定だったので、波風立てたくないなぁと
悩んでいた。
そして出産し、実家の家族がお見舞いに来てくれた。
そのとき私は、悩んだ末、笑顔で「ばあばだよー」とゴリ押し
する気でいた。
しかし、一足早く母が行動を起こす。
ベビーコットをのぞき込み、今にも「みーちゃんですよー」と
言いたそうな母よりも先に
弟(当時19歳の戦国オタク)が赤ちゃんに呼びかけた。
♥「初めましてーおじちゃんだよ!♥
おじちゃんいっぱいいるから(夫に兄弟がいる)、
叔父御って呼んでなー!」
続いて妹(当時24歳)も「こっちはおばちゃんだよー、
いっぱい遊んでねー!」
と、ゴツい一眼レフで甥を激写。
自分を覚えて貰おうと、叔父御・おばちゃんを
連呼して帰って行った。
実家に帰っても叔父御・おばちゃんコールは絶えることなく、
母は、弟妹が(特に未成年の弟が)おじおばというポジションを
すんなり受け入れたのを見て、
急に「みーちゃん」と呼ばせようとした自分が恥ずかしく
なった模様。
最初は小声ながらも「ばあばですよー」と自己紹介する
ようになった。
いや、本当に、陣痛の直前まで「孫ちゃん、みーちゃんは
ここですよー」とか
やってた母だったので、弟妹のおじおばコールに
スカッとした!ありがとう弟妹!
だが、「甥の目元は自分に似てる」と喧嘩するのは止めて
ください。どう見ても夫の生き写しだ!!!
引用元 http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1395389413/101-
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!