2017/07/17 (月) 7:00
岡田です。
歩行整体は3本の矢で成り立つ
回復~健康のワンストップメソッド。
ここ2回は第二の矢について、
前回は筋力不足、柔軟性の低下でした。
いよいよ今回は(第三の矢)、
整体歩行の習慣づくりです。
第三の矢である整体歩行は、
なぜ、この段階で本格的になるのでしょうか。
その理由を説明しましょう。
体にゆがみがあると、
その影響は歩き方に出てしまいます。
ゆがみの影響で正しい姿勢の歩行ができないからです。
たとえば、
仙腸関節にゆがみがある場合を考えてみましょう。
左右の骨盤のゆがみ、
左ゆるみ腰で右締り腰というケースでは、
足の出し方に左右差が現れます。
どんな差が出るのかというと、
左側は接地時間は短く歩幅が狭くなるのに対し、
右側は接地時間が長く歩幅も広くなります。
はたから見てもぎくしゃくした歩き方となり、
頑張って歩くほどに痛めたり不調となり、
整体力がない歩行となってしまいます。
こんな場合でも、
潤滑整復術を受ければ一気に改善します。
このケースでは第一の矢の価値は絶大でしょう。
また、筋力や柔軟性が低下している場合は、
いくら正しい歩き方を指導してもらったとしても、
筋力や柔軟性不足から体がついていきません。
なぜなら、正しい姿勢で歩けないからです。
たとえば、大腰筋が弱すぎたり骨盤周りが硬いと、
いくら正しい姿勢で歩こうとしても、
正しい姿勢が取れないのです。
大腰筋が弱いと骨盤のエンジンが回りにくく、
骨盤周りが硬いと骨盤が起きないのです。
こんな状態で気力を出して歩いても、
良い結果が出るはずはありませんね。
むしろ、
「歩けと言われたから歩いたら腰を痛めたわ」
という残念な結果になってしまうのです。
「歩き方を変えればいいのですね」
セミナー時にこんな質問を受けることがあります。
答えは「ハイ、そのとおりです。
ゆがみがなく軟らかい身体であれば」となります。
このように、
「正しい歩き方」と口でいうのは簡単ですが、
実際に歩くのは難しいわけです。
正しい歩き方については4回に分けて解説済。
そこで必要になってくるのが、
「あなたの場合はどの段階から始めたらいいのか」
という現在の立ち位置です。
これが解れば、順序よく前に進むことができます。
たとえば、
第一の矢(潤滑を整える段階)から始める、
第二の矢(姿勢矯正と柔軟体操)から始める、
それとも第三の矢(整体歩行)から始める、
このように、
現在の立ち位置を把握することで、
スタートラインが変わるのです。
(現状の立ち位置がわかる13のチェックポイント)
最後に13のチェックポイントについて。
このリストで6個以上引っ掛かる場合は、
柔軟体操などでは困難なので第一の矢、
潤滑整復術を受けることをおすすめします。
3~5個ひっかかかる場合は第二の矢にて、
必要な柔軟体操から入れる段階。
0~2個場合は第三の矢、
整体歩行をマスターすればよいでしょう。
ひとつひとつ問題を消し込んでいくことで、
質の良い歩行と健康は必ず手に入ります。
1.つま先立ち時に脚の外側に体重がかかる
2.立ち姿勢でネコ背がある
3.立ち姿勢でつま先がもち上がらない
4.片足立ちで30秒立てない
5.座ったときに意識しないと背筋が伸びない
6.座ったときに一方に足を組むクセがある
7.座った姿勢で頭がすぐ前のめりになる
8.あおむけで長時間は眠れない
9.あおむけで片方の股関節が開きにくい
10.腰痛や肩こりに悩まされている
11.特定の関節に頻繁に痛みが出る
12.手足の一部にしびれが出る
13.胃腸や泌尿器系など弱い臓器がある
次回は第三の矢、
整体歩行の習慣作りのまとめをお伝えします。
『10年後の常識!健康のツボ』
第533号 2017年7月17日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんの
ブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!