日本に靴を修理して履く文化を根づかせ
ようと奮闘する酒井宏明さん。
その情熱の根源はどこから生まれてくる
のでしょうか。
───────「今日の注目の人」───
酒井 宏明(靴商店インターナショナル社長)
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海外のお取引先様には「クレイジー集団」
と言われていますが(笑)、そのくらい
皆で情熱を持ってやっています。
──その情熱の源は何でしょうか。
ヨーロッパなんかに行くと、国民の二、三人
に一人は靴を修理して履いていますが、
日本人って国民の十人に一人くら
いしか靴修理をしないのです。
傷んだらすぐ履き捨てて、なかなか
直して履こうとしないんですね。
靴は現代社会を生きていく上で
一番大切な道具です。
その大切な道具は、履き続けることに
よって、初めてその人の足に合った
道具になります。
ところが近年は、大人だけでなく、子供も
ゲーム等の浸透により、幼年期の絶対的な
運動量が年々激減し、足の障碍の
低年齢化が進んでいます。
足に合う靴を履いて生活することは健康を
維持していく上で必要不可欠です。
先進国で、日本ほどマッサージ店、整骨院
が多い国は他にはありません。
これは足に合わない靴を履くことに
よる弊害もあると思います。
そういう想いから「靴を修理して履く
文化を創る」という理念を掲げて
活動することになりました。
──どういう経緯で靴修理業に携わる
ようになったのですか。
靴は子供の頃から大好きで、本当は靴屋さん
をやりたかったのですが、資金がなくて。
たまたま知り合いのおばちゃんから…
※一度は人生のどん底を味わったという
酒井さん。そこからいかにして、
運命を切り開いたのでしょうか。
続きは本誌でお楽しみください!
『致知』2017年5月号
特集「その時どう動く」P36
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!