こんにちは、
岡田です。
前回は「なぜ、歩行整体は生まれたのか」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12613631201.html
歩行整体というしくみの成り立ちについて、
その試行錯誤の模様をお伝えしました。
今回は「続・なぜ歩行整体が生まれたのか」です。
・図入りはこちら
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12615215886.html
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『歩行整体?』とは、
三本の矢による、
回復から若返りまでの整体システム。
第一の矢(回復)ゆがみの潤滑整復術
第二の矢(補強)ゆがみのトレーニング
第三の矢(自立)ゆがませないセルフ整体
現在、これらの見える化を図っています。
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(続・なぜ歩行整体は生まれたのか)
それまでは、
治療と歩く習慣だけですべて解決する!
健康になれる!と考えていたので、
ここで完全に行き詰まってしまいました。
なぜだろうか?
どうしたらいいのだろうか?
さらに試行錯誤は続き、
謎解きの旅は続きましたが、
やっとのことで解決の糸口が見つかりました。
ここから
いくら歩き方を学んでも正しく歩くことは出来ない。
これについては、
教え方が悪いのかも知れないと思い、
ウォーキングの専門家のセミナーも受講しましたが、
新たな気づきはありませんでした。
体のゆがみが消えても、
正しく歩くことは出来ない。
これは、整復術のビフォーアフターでチェックできますが、
ゆがみが消えた状態で歩き方を学んでも、
やはり、正しく歩くことは出来ませんでした。
ここまでで分かったことは、
歩き方だけでは解決しないこと。
そして治療との併用でも解決しないことでした。
・二つのキーワードが解決に導く
これを解決に導いたキーワードは二つあります。
そのひとつは、
大腰筋とインナーマッスルの存在であり、
もうひとつは、
筋肉や骨格の硬さでした。
・大腰筋とインナーマッスル
以前から気になっていた筋肉に大腰筋があります。
これは、背骨と脚の骨をつなぐ唯一の筋肉ですが、
MRIなどで腰椎の断面図を観ると、
背骨を両側から支えるように大腰筋は存在しており、
下は股関節の内側まで伸びています。
この筋肉を中心にインナーユニットといわれる、
コルセットのようなお腹から腰周りの筋肉があります。
これらの筋肉と、
骨盤・股関節・背骨・胸郭が協調して、
バランスの良い歩き方が出来ることに気づいたのです。
そして、その中で大きな発見は、
大腰筋という筋肉は、
機能的には脚の一部だということです。
脚の機能はハイブリッド構造になっていて、
股関節から上は大腰筋という筋肉で、
その下は骨格になっていることに気づきました。
この気づきから、
実際の脚は見かけの脚よりも長いことが分かると、
その一連の動きに関与する
筋肉群の補強が必要なことが分かりました。
よく、背骨の硬さは年齢を表すといわれますが、
その真の意味が腑に落ちました。
歳とともに体の動きのダイナミックさは減り、
子供の頃はゴムまりのようだった体が、
いつのまにか弾力性のないものに変化していく、
その本質が見えてきたのです。
これは、体の動きがこじんまりとする変化の中で、
大腰筋を中心としたインナーマッスルは衰え、
背骨が硬くなっていくということです。
これを逆回転させるには、
この部分の柔軟性を再生するしかない、
こういう結論に至り、
そのための方法を模索しました。
改めて、専門書や多くの諸先輩の本を学び、
実践しながら検討しましたが、
まだ何か足りないことを感じました。
なぜなら、
こういう既存のやり方では、
筋肉や骨格が硬い場合、
なかなか前に進めず時間がかかるからです。
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・硬さの解消法
それから、
筋肉や骨格の硬さを解消できる方法を検討しました。
ピラティスやヨガ、
バレイのレッスンや太極拳など、
既存の方法で優れたものがあることを再確認しました。
しかし、問題点も見つかりました。
どれも運動習慣がない人にはキツかったり、
習熟に時間がかかる難易度が高いなど問題があるので、
この部分のトレーニング用に特化した運動を、
一から創ることになったのです。
それには当てがありました。
以前開発した筋肉絞り体操の応用を考えたのです。
この体操の特徴は、
伸張性筋収縮という伸ばす運動が中心であり、
これがインナーマッスルのトレーニングには、
向いているのではないかと考えたからです。
それから、
筋肉絞り体操を念頭に置きながら、
運動習慣がない人でも実践できて、
負担感が少なく短時間で行える運動、
大腰筋と関連筋を再建できる方法を検討しました。
そしてある日の午後、
本にも書いたインスピレーションがあり、
一気に9種類の体操ができあがったのです。
これがTSURUKAME体操です。
その後、この体操の検証と、
バージョンアップを繰り返し現在に至りますが、
良好な結果が出ています。
今後は、さらに検証を重ねて、
より効果が高いものにしていくことと、
いろんなケースに対応できるようにバリエーションを広げ、
展開できるように精進していきます。
難しい話にお付き合いくださり有り難うございます。
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・9月12日(土)18~20時(天王寺)専門家向け
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『10年後の常識!健康のツボ』
第692号 2020年8月4日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!