ロックフェラーもロスチャイルドも
王家の執事にすぎなかった。
世界のほとんどの富の源泉を
握っている王家たち。
その代表がハプスブルグ家と英国王室。
彼らの富の源泉はカネではない。
権利である。
金鉱から、株、口利き等々、彼らは表に立たず、
権利のほとんどを握り、富を吸い上げる。
真田家の子孫だからこそわかる、王家が握る
世界の支配構造を明らかにする。
日本の国家理念は、以下のように考える。
「世界が強く必要とするものやサービス、
ソフト、ノウハウの中から、可能な限り、
日本しか提供できないものを選択し、
これを集中した上で、世界各地に、
量と価格を安定させて供給して
いく国となること。
そして、日本人とは、これを供給できる、
丹精込めた仕事ぶりをしていく一騎当千
の人間となる、ということが日本の、
日本人のあるべき姿である」
日本は、覇権主義国家とは決して競わず、
世界の中では、むしろ、目立たず、ひっ
そりと、しかし、よく考えてみると、
日本がないと困る、日本人がい
ないと困る、と世界が考えて
くれるような国に、国民になっていく
ことが肝要である。
世界の覇権を握る4つの要素。
1.水
2.食糧
3.エネルギー
4.原材料
グローバルスタンダードは「お金を
借りたら返さない」
ロスチャイルドをはじめ、多くの財閥
は、英国王室をはじめとした王の金で、
その王の擁護で金儲けができた。
彼らが作ってくれたシステムの
上で、金儲けができた。
財閥が王に抱く尊敬と畏怖には、
実益がこもっている。
現代世界は、通貨を支配することが、
世界を支配すること。
ドルが基軸通貨だからこそアメリカ
は世界を支配できる。
英国がユーロを認めていないということ
は、ユーロを推進している国々に
対抗しているということ。
国でいえばドイツとフランスだが、
バックに誰がいるか。
私はそれをハプスブルク家だと考える。
ヨーロッパの貴族の爵位はいまだに
ハプスブルク家が与えている。
ロスチャイルドの5人の息子達は、1822年に
オーストリア皇帝から爵位を授与されている。
もちろん当時の皇帝は神聖ローマ
帝国のハプスブルク家。
基軸通貨を握ることは美味しい。
アメリカが基軸通貨を保持し
続けるのかわかる。
ひとつは、為替変動リスクがないこと。
基軸通貨になれば、各国を経済的に
追い詰めることができる。
イランへの経済制裁で明らかだが、基軸
通貨を握ることは経済制裁もしやすい。
世界の貿易の決済は、約60%が
ドルでなされている。
基軸通貨を握るということは、世界の物や
サービスの動き、すなわち、広義の貿易の
首根っこを押さえていることと同じ。
基軸通貨を握ることは情報を握ること。
国際貿易の60%の決済が「アメリカの銀行」を
通して行われるということは、その60%に関して
アメリカの銀行は手数料を取れるということ。
これはバカにできない額になる。
そして、もっとも大切なことは、アメリカ
の銀行は世界で行われる貿易の60%の
情報を握っているということ。
基軸通貨を握るということは、世界
経済をコントロール下に置くこと
が可能になるシステムの根幹。
金融のルールはすべて英語で書かれている。
英語が世界の支配構造と密接に絡んで
いるということを強く意識させた
のは、私がいた金融の世界。
アメリカや他の国々に振り回されない国に
なるためには、スイス、シンガポール、
イスラエルと緩やかな水面下での
事実上の連携関係を結ぶべき。
常時接触のできるプラットホームを作り、
スイス、シンガポール、イスラエルが
持っている膨大な、それでいて精緻
な金融、経済、政治情報を日本も
共有し、そして日本も提供できればよい。
真田幸光
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!