こんにちは、
岡田です。
前回は「筋トレや体操をすると痛む場合は?」でした。
筋トレや体操で痛むケースは3つあるが、
半分は骨格のゆがみ(潤滑不全)がある場合。
運動継続できない時はゆがみ解消が先という内容でした。
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歩行整体メソッドは3本の矢を使った回復~若返りのしくみ。
3本の矢とは1.潤滑整復術 2.体操&運動法 3.整体歩行。
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今回は「整体してもすぐゆがむ場合は?」
これについて核心に迫ります。
整体やサロンに携わる方には特に参考になるでしょう。
(現在、1100人以上の専門家読者を確認済み)
治療してもすぐにゆがんでしまうケースはあります。
実際、ここで悩んでいる治療家は多いと察します。
なぜなら、
私も過去に悩んでいたのでよくわかります。
では、なぜ効果が持続しないのか?
じつは1パターンではありません。
これを理解できれば治療成績は飛躍的に上がります。
それでは一つずつ解説します。
・筋肉の柔軟性が低下している場合
骨盤まわり、背骨まわり、股関節、肩関節周辺の筋肉、
この辺によくみられるのですが、
関節を動かすための筋肉が硬くなっているケースです。
硬くなっているというのは、
伸び縮みが不十分ということです。
なので、関節の可動域は減ります。
たとえば、
骨盤が回しにくい、肩がぐるぐる回らないなど。
こんなケースでは、
いくら関節を調整しても筋肉の動きに余裕がないため、
「関節がずれやすい」状態となります。
ではどうすれば解決できるのでしょうか。
関節の潤滑を整えるとともに、
筋肉の潤滑も整える、この両方が必要になります。
これが、片手落ちだと、
またすぐに逆戻りとなるわけです。
だから、
関節の潤滑整復術を行いつつ、
まわりの筋肉の潤滑整復術も必要になるのです。
技術自体は、
コツさえつかめば誰でもマスターできますが、
考え方を間違えるといつまでも解決できないのです。
・姿勢など日常生活に問題がある場合
姿勢のクセはいろいろありますが、
一番多いのは、背中を丸めて座る姿勢です。
この弊害は背中が丸くなることだけではありません。
首から上は前のめりになるし、
骨盤は寝て腰椎が伸びないなど、
同時に複数個所に問題を引き起こします。
こんな姿勢習慣があれば、
骨盤矯正などで治療後は真っすぐに伸びても、
家に帰って映画でも見ていたら元に戻るでしょう。
ですから解決策は、
関節の整復術でゆがみを取りつつ、
姿勢矯正を同時進行させることです。
そのためには、
まず問題姿勢を発見すること、
つぎに、なぜ体がゆがむのか理解してもらうこと、
さらに、直すための体操を実践してもらうこと。
これができないようでは、
いくら関節の潤滑整復術を施しようが、
他のどんな方法で治療しようが元に戻ってしまいます。
つまり、治療とセルフケアの両方が必要だということ。
第一の矢(潤滑整復術)と第二の矢(運動や体操)
どちらか片方では片手落ちなので、
これを理解して対処することが必須です。
・核心部分のゆがみが直っていない場合
これは、セラピスト側の問題、
整復と検査のスキルが未熟な場合に起きます。
かつての私もそんな時期があり、
苦しんでいたので偉そうにはいえませんが。
整復技術が未熟なために、
目いっぱい気合を込めても、
中途半端な整復しかできないわけです。
もうひとつは診断力や検査のスキル。
最悪は、どこがポイントなのか判らない場合や、
良くなったかどうか判定できない場合。
挙句の果てには、
「下手な鉄砲数撃ちゃあたる」になってしまい、
時間はかかるし結果はいまいちという始末。
こんなセラピスト意外に多いのが実情です。
逆に名人級になると、
どこに行ってもダメだったゆがみが、
簡単にスラスラと直せてしまうわけです。
また、反対に治らないものは治らないと、
ハッキリ言えるようになります。
この差は、診断と治療技術の極め方にあります。
なんでもそうですが、中途半端はだめ。
結果を出せないと迷惑をかけてしまうからです。
今回はプロ目線の話となってしまいましたが、
最後までお付き合いくださり感謝です。(^^)
今回は、第一の矢と第二の矢関連の話でした。
歩行整体メソッドは、現在の立ち位置を知り、
第一の矢(関節、筋肉、皮ふの潤滑整復術)
第二の矢(筋トレや体操、姿勢矯正)
第三の矢(整体歩行)
これらを通じて、ゆがみの解消から弱点の補強、
そしてセルフケアまで一貫した回復から若返りまでの仕組み。
歩行整体メソッドについては↓
『10年後の常識!健康のツボ』
第563号 2018年2月12日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!