骨盤のゆがみによる筋肉の緊張を排除できます 第 820 号

こんにちは、

岡田です。

前回は「硬い筋肉ができるワケ」でした。

筋肉が慢性的に硬くなる理由は

緊張で筋肉のポンプが十分に使われずに、

乳酸やカルシウムが溜まることでした。

特に筋肉が分厚い骨盤周りの筋肉は、

日常動作ではフルに動かさないので、

一度硬くなると軟らかくなりにくい。

マッサージや指圧では解消しないし、

鍼灸でも一時的な効果に終わる、

というところまで説明しました。

今回は、抜本的に解消する方法です。

(硬い筋肉を軟らかくする方法)

抜本的に軟らかくする技術は、

わが国ですでに開発されています。

筋肉整復術はこの優れた方法を使って行います。

これは筋肉の伸縮運動を利用して指先で整復するので、

一度の伸縮で指先の面積分しか軟らかくできず、

広範囲の筋肉を軟らかくすることには不向きです。

ですから、

首や肩の細い筋肉には即効性がありますが、

骨盤周りの太い筋肉には即効性がないわけです。

長所は筋肉を芯から軟らかくできることですが、

腰の筋肉は深いところでは10センチ以上の厚みがあり、

これを全部軟らかくするには数時間以上かかります。

そこで実験を重ねた結果、

この工程を短縮する方法を発見しました。

骨盤周りの筋肉を例にとると、

1.仙腸関節と股関節の潤滑整復術を行う

2.筋肉の潤滑整復術または鍼を行う

3.筋トレやストレッチを行う

この順番で行うと軟らかくなるまでの時間を短縮できます。

なぜできるのか説明しましょう。

1.仙腸関節と股関節の潤滑整復術を行う

骨盤周りの関節の潤滑を正常に戻せば、

骨盤のゆがみによる筋肉の緊張を排除できます。

これによって、

骨格のゆがみによる筋肉の緊張は消え去り、

筋肉の硬化のみが鮮明に現れます。

2.筋肉の潤滑整復術または鍼を行う

その範囲や容積が小さければ、

筋肉の潤滑整復術だけでも対処可能です。

たとえば、

骨盤の上の丸い部分、腸骨陵のきわが硬化している場合は、

10~20分ぐらいで芯から軟らかくなります。

一方、広い範囲で深いところから筋が硬化している場合は、

筋肉の整復術では何時間もかかるので鍼の出番です。

筋の硬化部分まで届く鍼を筋肉の芯まで打つと、

直ちに筋肉は軟らかくなります。

3.筋トレやストレッチを行う

上の方法で軟らかくなった筋肉を、

再び硬くさせないためには、

対象の筋肉を伸縮させてやる必要があります。

このためにやるべきことは、

筋トレやストレッチで筋肉を伸ばしてやることです。

縮む伸ばすを繰り返すと、

さらに効率よく蓄積している老廃物を排出できます。

いきなり3の方法をやればいいんじゃないの、

と思う方もいるかもしれませんが、

対象の筋肉を痛めるリスクがあるので、

こういう工程を踏む必要があるのです。

こういう手順を踏むことで、

安全かつ効率的な方法で、

硬化した筋肉を軟らかくすることができます。

一見面倒に感じるでしょうが、

その効果は絶大だといえるでしょう。

なぜなら、

今までは筋肉が硬化したまま放置されていたので、

年とともにどんどん体が硬くなったり、

慢性の痛み&しびれとつきあうなど、

「年だから仕方ない」と思われていました。

しかし、現実は手順がわからなかっただけで、

高齢でも改善するのでイイシラセといえるでしょう。

今回の内容は、

歩行整体メソッドの第一の矢、第二の矢の補足部分でもあります。

詳しいことは拙著↓を参考にしてください。

『10年後の常識!健康のツボ』

第549号 2017年11月6日

発行者 健康水先案内人/岡田宰治

公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7

 人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんの

ブログより転載許可を得て掲載

 今回も最後までお読みくださり、

                      ありがとうございました。感謝!

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