こんにちは、
岡田です。
正しい歩行の基準は、
健康にどれだけ役立つか。
軟らかくゆがみのない体が前提ですが、
理にかなった整体姿勢で40分間、
週3回行うと驚くほどの効果が出ます。
これを実現するための仕組みが、
「歩行整体メソッド」です。
今回も正しい歩き方のポイント、
そのツボを解説しましょう。
写真はブログにありますので、
分かりずらい場合はご参考ください。
・重心はおへその下の丹田に置き軽く力を入れること
瞑想をする人はよくご存じでしょうが、
おへその数センチ下に丹田というツボがあります。
第2チャクラともいわれるところで、
精力や骨盤と密接な関係にあるところです。
歩いている途中に、
よくチェックするポイントですが、
歩行姿勢に一番影響するところです。
お腹と背中を近づけて(ドローイン)
丹田に軽く力を入れ骨盤を起こすと、
重心が定まり横から見た歩行姿勢がキマリます。
この姿勢が常時できるようになり、
ある程度の体力がついてくると、
ダイナミック速歩や異次元歩行も可能となります。
胃腸歩行や腎臓歩行など健康回復系の歩行でも、
この姿勢ができてほしいのですが、
けっこう難易度は高いというのが現実です。
なぜなら、
骨盤や股関節が硬かったり、
その周辺の筋肉に硬い弱いがあると、
やろうとしてもできないからでしょう。
こんな場合は、
潤滑整体の施術と体操が必要で、
徐々に作っていくのがいいでしょう。
・骨盤は歩行エンジンだと自覚すること
骨盤は歩くためのエンジンです。
そのエンジンを一番効率よく使うためには、
丹田に力を入れ骨盤を起こして、
やや前傾になることが必要です。
そしてエンジンを始動させると、
恥骨結合は自転車のペダルのように回転し、
仙腸関節が動くことでパワーに変わる。
さらに、大腰筋を中心とした筋肉を動かし、
股関節を自在に使って前方に押し出すわけです。
これを左右で切れ目なく繰り返すのが、
骨盤という2サイクルエンジンです。
骨盤股関節まわりのすべてのパーツが正常で、
十分な機能を果たし潤滑し、
高回転でも無理なく動いた結果が異次元歩行です。
ここまでもっていくためには、
充分なメンテナンスが必要です。
第一の矢(整体)、第二の矢(体操)は、
このためのメンテナンスともいえます。
・腕は鎖骨から足は腰骨から動くイメージで歩くこと
これは意識の問題です。
事実は腕は鎖骨から足は腰骨から動くのですが、
多くの人は勘違いしているので、
意識のリセットが必要なのです。
それだけで現実が変わるからです。
腕の付け根は鎖骨の付け根、
喉の下の両側にある胸鎖関節です。
足の付け根は大腰筋の付け根、
第12胸椎~第4腰椎の横側です。
すぐにできるかできないかは別として、
意識付けだけで歩き方は変わります。
胸郭が硬い場合や腰回りが硬い場合、
その周りの筋肉が弱い場合は、
メンテナンスから始める必要はありますが、
これらが充分に使えるようになると、
歩き方が根底から変わります。
・肩の力を抜き腕振りは肘を軽く後ろに引くこと
肩鎖関節を十分に機能させる方法は、
肩の力を抜き肘を後ろに軽く引くことです。
ランニングの教本には、
肩甲骨を後ろに引くという解説があります。
ランニングのように高速では、
腕をダイナミックに振らないとスピードが出ません。
一方、歩行の場合は、
異次元歩行のような高速歩行であっても、
時速7km弱程度なので強い腕ふりは必要ありません。
だから肩甲骨を引くほどでもなく、
肘を後ろに軽く引くぐらいで肩鎖関節は動きます。
また、手を前に振る動きは全く必要なく、
惰性で行いますので後ろだけ意識すればよいでしょう。
まだ続きますので、
残りは次回にまわしましょう。
『10年後の常識!健康のツボ』
第527号 2017年6月5日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログ
より転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!