こんにちは、
岡田です。
前回は「骨格が崩れていくメカニズム」でした。
姿勢やケガを原因としてどのように骨格が崩れていくのか、
その流れを具体例をもとに簡単に説明しました。
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歩行整体メソッドは3本の矢を使った回復~若返りのしくみ。
3本の矢とは1.潤滑整復術 2.体操&運動法 3.整体歩行。
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前回の内容「そんな事どうでもいいじゃないの」
と思われたかもしれませんね。
ところが、今回の修復メカニズムを説明するうえでは、
絶対に避けて通れない道筋だったのです。
どうしてだと思いますか。
骨格の崩れ方やその順番が分からないと、
修復の順番も分からないからです。
たとえば、
話を分かりやすくするために車で考えてみましょう。
車は多くの部品を組み合わせて作られていますね。
程度にもよりますが、
壊れ方のパターンはあるので、
どこをぶつけたらどこまで壊れるか予測がつきます。
前回の話はこれと同じようなことをいっています。
これが分かっているからこそ、
どこからどこまでを修理したらよいのかが分かります。
人間の骨格も似たところがあります。
だから、壊れ方が分からないと、
修理の手順や方法も分からない、
または場当たり的になるということです。
車との大きな違いは、
たいていの場合は部品交換の必要はなく、
自動修復機能が備わっていることです。
これが、自然治癒力であり生命力なわけです。
では「ほおっておいても勝手に治るの」
という話になりますが、大まかにはその通り。
程度次第ですが軽い場合は勝手に治ります。
どんな場合でしょうか。
これを成し遂げるために体に備わっている仕組みが、
じつは、歩行なのです。
だから、よく歩く人はちょっとぐらいのゆがみは、
自動的に修復されてしまうわけです。
なぜ、そういえるのでしょうか。
歩行のメカニズムをみればわかります。
骨盤や股関節と大腰筋など筋群が協調的に働き、
歩行という動作が可能となりますが、
そのエンジンのような機械的な運動が、
全身の骨格を整えていくという仕事を始めます。
その効果が上へ下へと、
周辺にどんどん広がっていくことが分かっています。
壊れる順番も予測がつきますが、
修復される順番も予測できるわけです。
では、歩けばいいじゃないのか。
ということになりますが、その通りです。
ただし、これは1万歩歩けばいいとか、
そんな量ではなく質の話をしているのです。
修復メカニズムが分かっているからこそ、
その仕組みが効率的に働くように歩いてほしいからです。
それを踏まえて歩行指導をしています。
たとえば、
Aさんは足首が硬い→だから機能的に歩けない→まず足首の柔軟性から。
Bさんは脚力が弱い→しっかり地面をつかめない→下半身の筋トレから。
Cさんは猫背→歩行でうまく体幹が使えない→まず体幹の強化から。
これらの目的はすべて、
骨盤を中心とした修復のメカニズムを生かすため。
もちろん、左右非対称のゆがみがあれば、
下準備として、
関節の潤滑整復術でそれを取り除く必要はあります。
まとめると、
人間が車と違うのは自動修復能力が備わっていること。
それを引き出すのが治療家の仕事だということ。
車と違って人間の場合は、
ビス止めをする代わりに整復術をする。
繋がりが良くなると勝手に潤滑油が出てきて、
元どおりに直してくれる。
このメカニズムを働かさない手はないですね。
もったいないです。
だから、何回もいいますが、
治療家が治しているのではなくて、
自分の体の力を引き出して直っていく。
ホントこれしかないですね。
そのために必要なことは、
体の壊れ方を知り修復の仕方を知っていることです。
だからこそ、的確な判断と施術、
アドバイスができるのですから。
ここだけは、超重要な話なので、
絶対にわかってほしいのです。
場当たり的な整体とは根本的に違い、
健康体を作っていくための道筋の話をしています。
分かっていただけたでしょうか。(^^;)
この人間の自然修復のメカニズムを利用した方法が、
じつは歩行整体メソッドなのです。
1分でゆがみを取るとか、
そんなキャッチーな話で注目を集めたいのではなく、
本当に健康になる道筋があるからお伝えしているのです。
本物志向のあなたにだけには、
何とかお伝えしていきたいので、
また、切り口を変えてチャレンジしていきます。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
第一の矢(関節、筋肉、皮ふの潤滑整復術)
第二の矢(筋トレや体操、姿勢矯正)
第三の矢(整体歩行)
歩行整体メソッドは、現在の立ち位置を知り、
ゆがみの解消から弱点の補強、
セルフケアまで一貫した回復~若返りまでの仕組み。
歩行整体メソッドについては↓
『10年後の常識!健康のツボ』
第566号 2018年3月6日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!