高揚した気分をエネルギーにして難題に応えることができた 第 2,613 号

日本電産を一代で世界一のモーターメーカーに
育て上げた永守重信氏は、若い頃から
ある言葉を呪文のように唱えながら、
苦しい状況を乗り越えてこられました。
それは「できる。できる」という言葉です。

この口癖が生まれた原点について話された『致知』
2022年4月号の記事の一部を紹介します。
ご対談のお相手は京都先端科学大学客員教授の
名和高司氏です。

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(永守)
私が社長になりたいと思うようになったのは、
小学校3年生の時です。
同級生にものすごいお金持ちがいて、
お父さんは何をしてるのかと聞いたら、
社長だというから、
それなら俺も社長になろうと。
社長がどんな人かも分からないのに、
社長になる、社長になると
ずっと言い続けていたら、
結局そうなったんですよ。

だから、夢を持って一途に思い込むという
ことがやっぱり大事だと思うんです。

(名和)
理事長には千回言行という
印象深いエピソードもありますね。

(永守)
創業期には顧客から無理難題を突きつけられ、
社員が「そんなもの、できません」と
腰が引けてしまうことがよくありました。

私はその度に、「これから一緒に
『できる、できる』と百回言おう」
と皆に呼びかけました。
不思議なもので、そうして千回まで唱えたら
本当にできる気になってくる。

その高揚した気分をエネルギーにして、
難題に応えることができたんですよ。
日本電産は、そうやって画期的な新製品を
次々と生み出してきたわけです。

★この対談では他にも
「学生の顔がガラッと変わった」
「文科省の考えは50年遅れている」
「IQよりもEQ」
「玉露のカスより番茶の上等」など人生や
仕事の指針となる興味深い内容が満載。
永守氏のエネルギッシュなお話に
ぜひ触れてみてください。

記事の紹介ページはこちら

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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