「 2023年04月 」一覧
心を尽くして耳を傾ける修業を始めた = 2-2 = 第 2,705 号
正直なところ、人の話を聴くことは、 つまらないことだからだ。 しかし、この「つまらない」話の中に、自分 が気づいていない、何か重要な要素が含ま れている。敢えてそういう前提で、全 神経を集中して、相手の話を聞いてみる。 ひとときの時間を自分のためだけに使って くれる父親と接して、子どもは、「自分の ほんとうの気持ちを、お父さんにわかっ てもらえた」と感じる。誰かと...
心を尽くして耳を傾ける修業を始めた = 2-1 = 第 2,704 号
沖縄は、見かけとはまったく違う社会である。 なぜ、日本で最も援助を受けている 地域が、最も貧困なのか。 沖縄の根本原因を突き詰める旅は、日本の 根本原因を突き詰める旅であり、そして、 私たち自身を見つめる旅である。 優しい沖縄人、癒しの島‥‥‥沖縄に魅せら れた多くの人が、その最大の魅力は、島の人 の穏やかさ、温かさ、だと口をそろえる。 またその一方、沖縄社会に...
善き思いを心に抱き.善きことを実行していく 第 2,703 号
平均寿命は男性81.25歳、 女性87.32歳とされるいま、 定年後の過ごし方が問われています。 京セラ創業者・稲盛和夫さんは、いずれ 訪れる“新しい旅立ち”に備え、「魂を美しく 磨き上げる」ことを説いてきました。 ───────────────── (稲盛) ちょうど60歳になった頃でしたが、 私は一つの思いを抱きました。 私もやがては死を迎える。 その時にどう...
人口減少とは「静かなる有事」なのだろう 第 2,702 号
日本が人口減少社会にあることは「常識」。 だが、その実態を正確に知る人はどのくら いいるだろうか?人口減少に関する日々 の変化というのは、極めてわずか。 ゆえに人々を無関心にする。だが、それ こそがこの問題の真の危機、「静か なる有事」である。 書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を 論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを 絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の...
モチベーションの維持とともに良い結果を引き寄せました 第 2,701 号
こんにちは、 岡田宰治です。 前回は「10年後、その体力で大丈夫ですか?」でした。 今回は「50代からの右肩上がりの体力づくり」です。 図入りはこちら ・まずは現状把握から 前回は10年後を予測したうえで、 老化に備えて体力づくりをすることが大切というお話でした。 そのうえで、まずチェックすべきなのは現状把握です。 現在の立ち位置を知らずして、...
治療だけでは症状は改善しても.体力は回復しないのです 第 2,700 号
こんにちは、 岡田宰治です。 前回は「5年で虚弱から健康体質へ!そこで得た智慧は?」でした。 今回は「10年後、その体力で大丈夫ですか?」です。 図入りはこちら ・10年後、その体力で大丈夫ですか? ひとは、この地上世界に生まれてから、 体の成長は20ぐらいまでで止まりますが、 それからは社会人としての成長期が始まります。 社会人としての成長はひと...
掃除をする前とした後では空気が変わる 第 2,699 号
京都を代表する料亭「和久傳」、 大分湯布院を代表する温泉旅館「玉の湯」。 それぞれの女将である桑村祐子さんと 桑野和泉さんは共に、先代より経営を引き継ぎ、 ブランド価値をさらに高めてこられました。 追究される一流のおもてなしとは どういうものなのでしょうか。 ここでは『致知』2月号の対談から、 「和久傳」の桑村祐子さんの お話の一部を紹介します。 ───────────...
世界史上最強のモンゴル軍にからくも勝利した 第 2,698 号
奈良盆地での文明誕生/中央の湖を自由に行き かう舟/恵みの地は呪いの地へ/日本列島の地理 的な中心・京都/東日本へ行く要の地/モン ゴル軍を破った福岡の地形/「信玄堤」 という画期的な治水事業/信長が戦 った比叡山と大坂の地形/今も 現役の「太閤下水」/家康が 関東で発見した宝/安倍川 がつくった鉄壁の軍事 都市/日本堤と墨田堤の 仕掛け/幕末に広重が描いた 風景/全国の森...
皆が参加することで循環型社会は実現できるんです 第 2,697 号
天然資源に乏しく、その大部分を 他国に依存している日本。しかしそんな 中で、数百の大企業や自治体と提携し、使い 終わった古着やペットボトルなどの資源を 独自の仕組みと技術で新品とほぼ同等品質に 再生する企業がJEPLANです。 若いベンチャーでありながら奮闘する同社の 共同創業者・岩元美智彦さんに、事業発展の要因、 これからの日本企業が進むべき道を伺いました。 ─────...
信長は茶会をメディアとして利用していく 第 2,696 号
室町から戦国にかけて、武士の文化として発展 した「茶」。しかし、それは一方で政治の ツールとしても活用されました。 なかでも信長は「名物」とされた茶道具を家臣 たちに分け与えることで、自らの信頼の証とし、 家臣統制に活用します。またそれは外交の ツールでもあり、茶の文化をリードした 堺の商人たちと深く交わる手段でもありました。 そのなかで、信長に重用された一人が、千利...