「 信念・心意気 」一覧
落語家は登場人物の話の聞き上手でなければならない 第 3,002 号
この不世出の落語家に入門したのは十八歳の 春だった。それから四十年近く惚れ抜いた 師匠から突然の破門宣告。「てめえな んざクビだ」。全身が震えた。怒り の理由が分らない。振り回され、 腹を立て、やがて気づいた。 大変だ。壊れてるんだ、師匠は―― ドジでマヌケな話ほど、面白い。落語は、問題 を処理、解決するためのアイデア、工夫なども 提供してくれる。 落語の誕生には...
創業者は枠をはみだし.枠を壊して.創造していく人です 第 2,996 号
『致知』創刊45周年を記念して出版された 『一生学べる仕事力大全』。 本書は、月刊『致知』の 45年に及ぶ歴史の中から、 後世に残したい珠玉の記事を選び出し、 約800ページに閉じ込めた永久保存版。 『致知』読者でしか読めなかった記事に 多く触れられるほか、30~40年前の 秘蔵記事が収録されているのも、 本書の魅力のひとつです。 本日は、伝記文学の世界で、 ...
梅津美治郎は彼らしく痕跡を消すようにして去った 第 2,989 号
昭和19(1944)年7月、梅津美治郎は参謀総長 に就任する。それは昭和天皇の意思でもあった。 それだけ昭和天皇の信頼が篤かったのだ。 梅津は昭和20(1945)年6月に軍状を上奏、その 内容に衝撃を受けた昭和天皇は終戦を 決意したと言われる。 陸軍大学校を首席で卒業したエリートであり ながら、陸軍の後始末ばかりさせられた男 の「最後の後始末」こそ、ポツダム宣言 お...
武道でいわれる「礼に始まり礼に終わる」は武家の教育 第 2,987 号
『女子の武士道』『女子の教養』がメディア でも話題を呼んだ作家・石川真理子氏。米沢 藩士の娘だった祖母から、武家教育を授か った著者による、真の家庭教育の在り方 を問う一冊です。 家庭教育の立て直しが急務である現在、徳性 を磨き上げる武士の教育は恰好の手本とする ことができる、と著者は説きます。 江戸時代中期の経世家・林子平が記した武士の 教育書『父兄訓』を繙きなが...
顧客を創り出す仕組みを仕事の根幹に据える 第 2,986 号
『日経ビジネス』の創刊業務に携わり、 販売手法の確立に尽力。 昭和54年に独立後は、社会教育家として 講演・執筆活動を精力的に展開してきた 田中真澄氏。 その田中氏が自身の豊富な経験をもとに綴り、 好評を博しているのが、『致知』の連載 「人生百年時代をどう生きるか」 です。 本日はその一部をご紹介します。 ……………………………………… 「商売はよい顧客の数で決ま...
生かされている自分を自覚する 第 2,984 号
一大事とは今日只今の心なり。 江戸期の禅僧・正受老人の言葉です。 とかく過去や未来に目を奪われ、 大切な足元を疎かにしてしまいがちな 我われ凡夫への尊い戒めといえるでしょう。 この名句と同様に、作家として、尼僧として、 それぞれの立場から人々に多くの示唆を 与えてきたのが五木寛之氏と青山俊董氏です。 共に90代の坂に差しかかったお二人は、 人生の大事をどう捉え、 ...
人間の「自己」というものは無限の可能性を持っている 第 2,979 号
臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺先生の 人気連続講座、「横田南嶺塾」の第5回目が、 致知出版社主催で開催されました。 「『般若心経』に学ぶ人間学」という演題で、 全5日間計9時間に渡って行われたこの講座は、 日本人に最も親しまれている経典でありながら も、内容の難解さ故に、 説くことは難しいとされている『般若心経』を、 南嶺先生が質疑応答を交えながら、 具体的に分り易く解説し...
下山には上りの時には味わえない喜びもあると思うんです 第 2,977 号
各界で活躍する方々が多数ご登場の本号には、 人生いかに生きるべきか、 そのヒントがぎっしり詰まっています。 本日は、注目の表紙対談、 五木寛之さんと青山俊董さんの 【取材手記】を配信いたします。 ───────────────── 『致知』1月号の特集は「人生の大事」です。 トップを飾っていただいたのは、 希代のベストセラー作家の五木寛之さんと 曹洞宗僧侶の青山...
自分自身の「あり方」を省みるきっかけになる 第 2,975 号
「経済競争に勝つよりも、優しい人間に なって欲しい」 冒頭のイエローハットの創業者、 鍵山秀三郎氏の言葉です。 この言葉通り、鍵山氏ご自身も、 社員に屈辱的な思いをさせないため、 横暴な大手取引先との関係を切る という選択をされた経験があります。 また、いずれは交渉なしでメーカーの 言った通りの金額で商品を購入し、経営が成り 立つ会社にしたいとの想いを持ち続け...
日本では古くから「自然は征服するものではなく共存するもの」 第 2,969 号
『世界のニュースを日本人は何も知らない3』 は、谷本真由美が著したワニブックスPLUS 新書です。副題は「大変革期にやりたい 放題の海外事情」です。 そんなことになってたのか!日本には伝わって こない驚きの報道満載。偏向報道、海外暗部、 政治裏側、日本評価、エンタメなど、もっ と世界の見え方がガラッと変わる! 情報の読み方を教わっていない日本人は騙され やすい。欧米...