「 戦略・策謀・計略 」一覧
資本主義の経済.他人のお金をいかに活用するか 第1,492号
おカネに愛される人は、人間に愛される人です。 この人のためなら 役に立ちたい、と愛されて いる人間がお金持ちになるのです。 資本主義では、自分だけでなく他人のおカネ をいかに活用するかが重要です。そのシステ ムを確立した人間が覇権を握れるのです。 おカネは人を変えます。紳士然とした人間で あっても、時としておカネの力で得た権力 でおぞましい振る舞いを見せるのです。 ...
大事なのはバランスに尽きる 第1,491号
世界各国の税収が極端に減少している。税金は 表の経済にしか、かけられないからだ。タック スヘイブン(租税回避地)やシャドーバンキン グ(影の銀行)を使った、いわゆる脱税や 資産隠し、麻薬や売春や賭博によっ て生まれ蓄えられた金をアング ラマネーと呼ぶ。 世界の年間総生産70兆ドルの約25%がタックス ヘイブンに流れ、シャドーバンキングの規模は 約67兆ドルにまで拡大。もは...
狙いはロシアの石油や天然ガス資源なのではないか 第1,488号
米中貿易戦争は最終的にはトランプ大統領の 勝利に終わり、今後、中国は共産党独裁放棄 か経済崩壊かを迫られ、イバラの道を歩き 始めることになる。 また、開戦直前までいった米朝関係も、ガチ ンコ勝負だった米朝首脳会談を契機に、やが て中・北・韓VS日・米に分かれるだろう。 一方、国内ではいよいよ本格的な賃金上昇が 始まるが、働き方改革が進む中、国民自身も 時代に合わせた...
アヘン戦争は「近代」と中華帝国との衝突だった 第1,485号
近代の象徴としての郵便と植民地香港。 香港返還を目前に、かの地で発行された 切手や、消印のおされた封筒などの資料 を用いて歴史を読みとる。プロパガン ダ色の強い切手やスローガン入り の消印から何が解るか。 アヘン戦争が始まった1840年、イギリス で世界最初の郵便切手が発行された。 1840年5月、料金の前納方法としてイギ リス政府が世界で最初の切手を発行した...
一晩置いて翌日あらためて判断を下すのがよい 第1,479号
日本人はお人好しで勤勉。「今日できることは 明日に延ばすな」と言われてきました。でも、 これが「だまされない」「踊らされない」 「なめられない」ための情報行動学 から見ると、「明日でもいい ことは今日するな」(情報 は早く、行動は遅く)と いう教訓になります。 タダ情報・面白情報にはワナがある!ハッカー より怖い「嘘サイト」。人と人・国と国とに 横行する騙し合い―。イン...
ブロックチェーン技術の開発に力を注ぐ 第1,474号
ゴーン事件は黒い氷山の一角にすぎない! マネーロンダリング、仮想通貨2.0、人工知能 との仁義なき投資戦争……。元経済ヤクザ が明かす、金と暴力が支配する「黒い 経済」の地下世界。 そしてフィンテックが切り開く金融市場の 最前線。「マネーの世界に正義はない。 あるのは最強の暴力の所有者に よる思惑だけだ。」 石油ビジネスを通じて私は、アメリカが 覇権国である...
むしろ律儀な正直者の親分といった方が当たっている 第1,473号
井上馨の富国主義を受け継いで、戦前は満洲 産業界を主導し、戦後は岸信介とともに高 度経済成長を支えて中小企業の育成に 努めた。 鮎川義介(1880~1967)は、満洲建国後、 岸信介、松岡洋右、東条英機、星野 直樹らとともに「二キ三スケ」と 呼ばれ満洲政財界を統括した 5人の実力者のひとり。 従来、鮎川義介については満洲時代を 中心に語られることが多かった。 ...
早く見つけ.遅く行動し.粘り強く主張し.潔く譲歩する 第1,467号
2019/07/20 (土) 16:42 混迷を増す世界の中で、日本が生き残る ためになすべきこと。明治維新150年。 平成30年。時代の転換点を迎えた 今、日本の針路を見極めるため に、世界史の事件に学ぼう。 維新、世界大戦、冷戦、ソ連崩壊、グローバル 化など、我々は何を教訓として行動すべきか。 世界覇権の文明史。アングロ サクソンはなぜ最強なのか。 ヨー...
歴史とは価値である! 文化や伝統を背景にして成立している 第1,445号
2019/06/26 (水) 16:00 金融や資金調達と訳される「ファイナンス」だが、 株、不動産の投資や、資金移動など横断的に行 えるスキルを持つ著者は、高校時代から 投資を始め、大学を中退後、専門職 になる。バブル崩壊で莫大な借 金を背負うことになり、裏 社会への返済に差し出 した投資材こそ「自分」。 仮想通貨バブルと、株式市場乱高下の世界に あって、闇の世界を生...
朝鮮半島に近未来.吹き荒れる中国台風 第1,439号
アジアは中華圏の中に着々と飲み込まれていか ざるを得ないのか――。骨太のロジックで 構成されたこの本からそれが「現実」 のものとして浮かび上がる。 本書のような想像力を持たずして、この怪異 なるアジアとは付き合うことさえ難しい。 中国が韓国を買収韓中連合艦隊が津軽海峡に 迫る―。日経新聞ベテラン記者が描く 迫真の近未来小説。 香港人、台湾人、フィリピン人、マレ...