「 教育・思考・清浄 」一覧
万物の命の元でもある.愛のエネルギーで命を生み出す 第 999 号
普段何気なく使っている言葉の多く が、実は大和言葉に由来している ことをご存じでしょうか? 現在、全国に30か所を拠点に古事記塾 を通じて、日本人のルーツを紐解か れている今野華都子さんに、その 気づきの一端をお話しいただきました。 ─────────────── 今野 華都子(アイテラス社長) ─────────────── 例えば、「おとうさん」...
歴史家はその暗号に気をつけながら裏を読み解かなければならない 第 993 号
なぜ、維新の英傑の顔は消されたのか? 歴史作家・望月真司は、一枚の 古写真に瞠目した。 「島津公(しまづこう)」とされる人物を 中心に、総勢13人の侍がレンズ を見据えている。 そして、その中でひときわ目立つ大男…… かつて望月が 「フルベッキ写真」で 西郷隆盛に比定した侍に酷似 していたからだ。 この男は、若き日の西郷なのか? 写真は ないとされている西...
どんなに辛くとも苦しくとも取り乱さず.優しさと大らかさ保つには… 第 992 号
大峯千日回峰行という荒行を、1,300 年の歴史の中で、二人目に満行 された塩沼亮潤さん。 過酷な修行の先に見えてきた不動の 世界をご自身の体験を踏まえて、 お話しいただきました。 ───────────── 塩沼 亮潤 (慈眼寺住職) ───────────── 千日回峰行を満行した者は、10年目に、 9日間飲まず、食べず、寝ず、横に ならずとい...
異質のものを組み合わせて勉強すれば.能率が上がる 第 988 号
役に立つ勉強法とはどのようなもの なのだろうか。 商社マンとして数冊の著書を持つ著者 が、自分の体験を整理しながらすぐ に使える勉強法を提示する。 古くは、19世紀に活躍した英国の著名 な評論家アーノルド・ベネットなどは、 「週6日、毎朝の少なくとも30分間、 そして週に3晩1時間半ずつ」 を提唱している。 経済学者、中谷巌氏は、どんな分野 でも「一流のプ...
当たり前のことを当たり前に淡々とやり続けること = 2-2 = 第 987 号
交渉相手の批判は「宝の山」である。 批判されてこそ次の手が見えてくる。 批判に応え、さらなる批判を封じ込める。 相手の批判に真面目に応えるだけで、 相手にダメージを与えられる。 誰よりも早く発言して議論を引っ張る。 議長になって会議を仕切る。 誰に話を聞くかで流れが変わる。 日本人スタッフの地位向上をはかる。 分担金の大きさと比べ...
抜いている草も生きているのや.すいませんという気持ちを持たなあかんよ 第 985 号
茶道裏千家前家元・千玄室さんには、 世界に茶道を普及しようと思われ た原点があります。 それが戦争体験です。特攻隊で出撃する 前に終戦となり、京都に戻った千さん ですが、そこから始まったのが自 分自身との激しい葛藤でした。 宗教学者である山折哲雄さんとの 対談記事の一部を紹介します。 ───────────────── 千 玄室(茶道裏千家前家元) ...
型がある人間が型を破ると型破り.型がない人間が型を破ったら形無し = 2-2 = 第 984 号
一流は「形」から入る。 本当の美しさは、形を学んでから。 型やルールや、秩序や基準がある からこそ、それを跳び越えた 先に「自由」がある。 無着成恭さんは、こうおっしゃって いた。「型がある人間が型を破る と型破り、型がない人間が 型を破ったら形無し」 姿勢のよさは、「丹田」で決まる。 茶道では、相手を敬い、思いやりの 心を残すことを「残心」と...
型がある人間が型を破ると型破り.型がない人間が型を破ったら形無し = 2-1 = 第 983 号
昔の武士と、現代のビジネスパーソン には、たくさんの共通があります。 「松平家の教え」が、時代を越えて なお受け継がれてきたのは、いつ の世でも色褪せない、再現性 を持っているからです。 大日本茶道協会の流祖である新沼先生 は、次のようにおっしゃっている。 「茶道は昔は武士のたしなみだった。 戦場においても平静に茶を楽しむ 心、これを陣点という。 ...
例外を1つ作ると.ルールはあっという間に形骸化していく = 2-2 = 第 982 号
三洋電機の買収に総額8600億円を投じた パナソニックが手に入れたかったのは、 車載電池事業と太陽電池事業 だったとされる。 特に車載電池の技術力では三洋電機が パナソニックを大きく上回っていた。 パナソニックが金融3社から三洋電機の 優先株を買ったとき、パナソニックは 「絶対に辞めさせてはいけない人 材リスト」を作っている。 それ自体は特別なことではなく、...
例外を1つ作ると.ルールはあっという間に形骸化していく = 2-1 = 第 981 号
会社が消えても人生は終わらない。 図らずも、ダウンサイジング時代の先兵 となった企業戦士たちの物語。 『三洋電機―井植敏の告白』の続編。 「世界の工場」の座から滑り落ちても、 英国が消えたわけではない。 多くの名門企業が姿を消しても、英国人 は現実と折り合いをつけながら 働き、生活している。 三洋電機という船から放り出された約9万 人の人々も、ど...