「 教育・思考・清浄 」一覧
公共性という視点からスナックを再考する価値はある 第 2,947 号
法哲学者が「夜の街をめぐる旅」の記録と 記憶を綴るノンフィクション。ホメロス・ 後鳥羽上皇からニーチェ・サンデルまで を参照しながら、スナック・ラウンジ ・クラブ・バーなど「夜の公共圏」 としての水商売の社会的意義を 浮き彫りにする。 「日々、何の変哲もない営業を続ける自営業者 たちこそがデモクラシーの担い手である」 (著者)。 ウイルスと風説で汚された独立起業家...
叱るとは.その子の可能性を信じるということなんです 第 2,946 号
低迷していた日本の アーティスティックスイミングを牽引し、 選手たちを表彰台へと 導き続けてこられた井村雅代さん。 「鬼コーチ」の異名と共に有名な 「三つの叱るコツ」を交え、 選手たちを鼓舞した 体験的指導哲学を語られています。 ───────────────── 〈井村〉 いま、スポーツ界で叱る教育の代表といえば、 すぐに私の名前が挙がります。 でも、私の中では叱...
人間に限界ってないんですよ自分の心がつくっているだけです 第 2,944 号
2023年7月、福岡で開催された世界水泳選手権 にて、日本アーティスティックスイミング界の 絶対的エースと名伯楽が一躍脚光を浴びました。 ソロ種目で2個の金メダルを獲得し、 2大会連続2冠の偉業を成し遂げた乾友紀子さんと、 その専属コーチとして指導に当たった “メダル請負人”の異名を取る井村雅代さん。 東京五輪での悔しさを糧に、 二人三脚で特訓の日々を 積み重ねてきたと...
息を吸う時間は息を吐く時間の3分の一以内 第 2,940 号
2023/12/19 (火) 7:40 こんにちは、 岡田宰治です。 前回は「腹圧と姿勢、そして呼吸の整え方」でした。 今回は〃「丹田呼吸の実習法」〃です。 呼吸法は数多くの方法があり、 丹田呼吸にもいろんな流派がありますが、 今回は私が現在やっている 丹田呼吸の実習法についてお話しします。 ※図入りはこちら ・丹田呼吸とは 昔から丹田呼吸を唱...
人間学講話CD「生きるとは燃えることなり」 第 2,938 号
「天才とか、偉人とかいっても、 結局はたくましい努力によって、 その豊かな可能性を能力に転じたに 過ぎない」(『平澤興一日一言』より) 日本の偉人、野口英世。 スイスの偉人、カール・ヒルティ。 ドイツの偉人、シュバイツァー。 この3人の名前こそ知っていても、 その偉大すぎる功績ゆえに、 自分には雲の上の存在だからと、 伝記を読むことやその人物について...
「水路」は日本をまとめる「かすがい」のような役割を果たしてきた 第 2,937 号
「地形」をテーマに日本史の謎を解説しブーム を巻き起こしました。その竹村氏が、本職で ある水も加えて、地形と水をテーマに、日 本史に斬り込みます。日本は古くから 水に恵まれ、同時に高い山もそびえ、 地形も複雑でした。 そのため、地形や水を抜きにしては語ることは できません。交易も川や海がもともとの中心。 奈良の盆地も湖があったから栄えたのです。 いままでの文献主義の...
人間が生きる上での 大切な知恵が簡潔な言葉で書かれている 第 2,936 号
長い歴史の中で子供たちのテキストとして 読み続けられた『実語教』『童子教』 という書物があります。 とりわけ『実語教』は平安時代に生まれ、 実に千年もの間、日本人の精神形成の 支柱となってきました。 両書を貫くもの、これがいまや日本人から 忘れ去られようとしている勤勉精神です。 幼少期から『実語教』の教えに親しんできた JFEホールディングス名誉顧問・數土文夫氏 と...
自分のブランドを築くことが社会を生き抜く上で重要である 第 2,935 号
森岡毅。彼は大学生になった我が子のために、 就活・昇進・転職・起業などキャリア形成に ついて書きためていたプライベートな文書 があった。これに編集者が気づいて読ん だところ、激しく感動。一般に向けて 出版されることとなった。 就活する前に自分の軸を決めること、そのため には自分の好きなことを発見し、磨いていく こと、社会では自分のブランドを構築する ために努力することなど...
中国経済が明白に失速し始めた = 2-2 = 第 2,933 号
若者(16歳~24歳)の失業率に目を移すと、 20%を超えています。 中国政府はこの数字に職を求めていない人、 一か月の間に一時間でも働いたことのある人、 さらに大都会で失業し農村に戻った 農民工と呼ばれる人は失業者として カウントしていませんから、 その数はさらに膨れ上がります。 北京大学の研究者が40%を超えるのでは、 という試算をしており、 その数字の信憑性はともかく...
中国経済が明白に失速し始めた = 2-1 = 第 2,932 号
2023年後半のキーワード、 それは国際社会の「想定外」の動きである── ここにきて激烈とも言うべき 中国の変調が明らかになってきました。 とりわけ国内経済の落ち込みは、打開の メドさえ立たないと評されるほど深刻です。 日本は今後、起こり得る「想定外」の事態に 向けて、どう備えればよいのか。国際政治に 通暁する京都大学名誉教授の中西輝政さんに お聞きしました。 ──────...