「 景気・経済全般 」一覧
絶妙にバランスをとることを絶えず心がけるのを旨とする生き方 第1,272号
世界通貨戦争の勝者は一体誰か。かつての覇者ロス チャイルド家や、世界のエスタブリッシュメント が集う経済会議の取材から、黄金の国ジパン グの復活とジャパナイゼーション(日本化) する新たな世界の潮目を予見する。 私なりの答えを言おう。「金融」は「モノづくり」 に先駆けて動く。これが鉄則だ。「モノづくり」 はどうしても時間がかかる。高度な製...
国際政治は複数の国々の思惑で動く 第1,265号
第二次世界大戦後 半世紀が過ぎ、多くの機密文書が 公開されたことで日本を開戦に追い込み、東欧と アジアの共産化に手を貸したルーズヴェルト 民主党政権の問題点が、アメリカの保守 系の歴史学者の手によって次々と明 らかにされてきています。 端的に言えば、アジア太平洋で戦争を引き起こしたのは 日本ではなく、ソ連・コミンテルンとルーズヴェルト ...
ただ単に民営化するだけで成長するわけがありません 第1,254号
日本のインフラが度重なる災害の影響 で、様々な問題を露呈してきた昨今。 インフラ整備など国づくりの根幹を担う 国土学の専門家である大石和久さんと 藤井聡さんは、この現状に警鐘を 鳴らしています。 本日は、お二人の対談の中から関西空港 の事例に関する議論を取り上げます。 ───────────────────藤井 聡(内閣官房参与)×大石 久和(国土技術研究センター ...
勇敢とは危険を恐れないことではなく信念を持つことだ = 3-2 = 第1,238号
軍の解隊が実行されると、部隊幹部 や兵士たちは各地の政府機関や国 有企業に転属させられた。 しかし、任は軍人出身者だ。当然、 市場経済はもとより、ビジネス のことをまったく理解していない。 そのため最初の取引で相手にだま され、200万元もの巨額資金を 回収不能にしてしまう。 仕事を失い、家庭も崩壊─。この時期の 任は人生のどん底を這いつくばっていた。 のちに任は1987...
国益の犠牲となる人々への配慮でもあり贖罪でもある 第1,236号
「TPPが経済を救う」。 そう信じて日本 は交渉参加に乗り出した。 自由貿易は 常に覇権国にのみ有利に働き、残り の国は主権すら奪われるという のに。 今や貿易交渉は現代 の「侵略戦争」であり、 超大国が主導する自由貿易協定 は世界を縛る「究極の法」となる。 日米繊維交渉と沖縄返還。 1969年から71年までに行われた 「日米繊維交渉」とは何か。 日本の国益という問題に対し、当...
人間は欲望が満たされると自惚れ.身勝手になってしまうものだ = 3-3 = 第1,234号
1990年代末に始まったファーウェイの 国際化は、こうした自己犠牲を厭わぬ 社員たちの苦闘と貴い犠牲によって 贖われた。2006年の社内誌に、 ある社員はペンネームで 次のように書いている。 「硝煙が消えないイラクから伝染病が 蔓延するアフリカ奥地まで、ファー ウェイ社員の姿を見ない土地 はない。私たちはここ まで一歩ずつ歩んできた。 そしてこれからも、果てしなく続く 長征の道を断固として...
人間は欲望が満たされると自惚れ.身勝手になってしまうものだ = 3-1 = 第1,232号
ファーウェイという企業をご存知でしょ うか。初めて明かされる紅い巨人の素顔、 中国語社名は「華為技術有限公司」。 世界170カ国に展開、世界人口の3分の1 にサービスを提供し、米国の経済誌に 「世界でもっとも革新的な企業」 として、フェイスブック、ア マゾン、アップル、グー グルに続く第5位に 選ばれるようなグローバルIT企業です。 1987年。任正非(レン・ツェンフェイ) という中...
情報技術によって大きな変化が生じるのはごく当然のことだ 第1,229号
あけましておめでとうございます みなさまには新しいこの一年の無事と 健康や幸せを願われたことでしょう。 神様にお供えしてからいただく お祝いの料理であるおせちに関して はお正月行事と暦 第 46 号に 書いております(参考にして いただければ幸いです)。 仮想通貨を支える情報技術、ブロック チェーンが、いま、応用対象を拡大し、 ビジネスや経済、社会の姿を劇的 に変えようとしている。 ...
大きな社会変化が差し迫った時代の中で生き延びる秘訣 第1,222号
世界の経済が、密接につながりあう 現代において、国家財政破綻は、 もう「対岸の火事」ではありません。 いざ、それが降りかかってきたとき、 はたして自分は冷静に対処すること ができるのか、はなはだ不安です。 その要因を探ると同時に、破綻の根底を 成している「変わらない人間の欲望」 を自戒するための書籍でもある。 デトロイト、2013年。アメリカ 自治体史上、最大の財政破綻。 ...
国民は悪夢から覚めたように冷静になったのも事実だろう 第1,207号
日露戦争の戦費調達を命じられた高橋 是清は、ロンドンで日本国債を売り 出し、英語力と人脈を駆使し て成功を収める。 蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静 化にも尽力するが、経済を破壊する 軍国主義の波が押し寄せる。 相場というのは、世の中の変化をもっと も敏感に察知し、先を争って動くものだ。 ロスチャイルド家の情報網は別格だった。 19世紀の三大通信社はどれ...