「 生きる 」一覧
子供というのは限りない可能性を持っています = 2-2 = 第 2,762 号
私は茫然自失です。父親が涙ながらに言います。 「知らせようと思ったんだが、母ちゃんが、 太郎は試験の最中だ、 試験が終わるまで知らせないでくれ」 と言ったから、お葬式を済ませてしまった。 母ちゃんは死ぬ間際までお前の写真を 床の桟のところに置いて眺めていたよ」 十五歳の私は涙が止まりませんでした。 その時、私は神社の大きな欅を眺め、 ぼろぼろ泣きながら...
居間や食卓でおしゃべりすることにはお金がかからない 第 2,758 号
激変する新時代を生き抜くために、そして、 自分の人生を本当に豊かにするために、ど のように働くべきかを考える「働き方」 にこれほど悩むのは日本人だけ ! ? 日本、イギリス、アメリカ、イタリアの 現地組織での就労経験を持つ著者が、海 外の働き方の事例やデータをもとに、 これからの働き方を提言し豊かに 生きるためのヒントが満載。 私がやっていたITや通信の世界というの...
無理がきく間は無理をしたほうがいい 第 2,757 号
今年は安岡正篤師没後四十年になる。 この機に弊社では 師の講話録集『活学―人となるために』を復刻、 刊行させていただくことになった。 本書は、安岡師が公職追放を解かれた 昭和二十六年より、 毎月一回大阪で開講された「先哲講座」が 百回を迎えたことを記念し、 昭和四十年に刊行されたものである。 六百ページを超す大冊だが、この本の中に 「不惜身命」「但惜身命」の言葉が記...
辛い体験「このあたりは全部遺体だった」と‥‥ 第 2,755 号
ドキュメンタリー映画 「ペーパーシティー東京大空襲の記憶ー」を 制作したオーストラリア人の映画監督、 エイドリアン・フランシスさんに、 当時を知る体験者の生々しい証言を交え、 過去を知り、平和な未来をつくっていく 大切さをお話しいただきました。 ───────────────── 1945年3月10日の未明、 300機を超えるアメリカ軍の B29による無差別絨毯爆撃によ...
常にあらゆる環境を楽しむことで人生を生き抜く秘訣がある = 2-2 = 第 2,752 号
〈畑〉 命は太陽の光が必要だったり、風が必要だったり、 風が皮膚にどのくらい当たるかで反応してしまう のです。そうした命を持つ生き物とのつながり みたいなものに、自分の命を置くことに、 私はこの上ない興味がある。 ――まさに生命に触れておられるんですね。 動物に接している時の先生の表情を見ると、 真心こめて、誠心誠意接しているな、 という感じを受けるのですが、それを厳しく 超え...
ロシア政府はインターネットを「西側のインフラ」と捉えている 第 2,749 号
「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から 伝えたい」という本書の内容は、プーチン大統 領の蛮行によってその色合いを変えた。新型 コロナウイルスの蔓延下、ロシアを観光で 訪れることはかなわない。何より頭を よぎるのは突然、ロシア軍の攻撃に よって同胞を失い、住む家、町、 国を離れざるをえなくなったウクライナ人 の悲しみだ。日本人のロシアやロシア人 に対するイメージも、好ましくな...
詩織からも「機械になってまで生きるのは嫌や!」 第 2,748 号
5年後の生存率0%という悪性小児がんが 堀内詩織さんを突如襲ったのは、2003年3歳 の時でした。 しかし、母・志保さんの懸命な介護、 そして地元・高知のお祭りで「よさこい」を 踊りたいという強い思いを胸に、 詩織さんは辛い抗がん剤治療に耐え、様々な 人生の苦難を乗り越え、現在に至っています。 医学の常識を覆し、 20歳を超えて生きる詩織さんの姿は、 人間の生きる力と、意志...
黄金の雨水の循環が良ければ良いほど世の中は潤う 第 2,747 号
「三日月」という月は存在しない。「まんまる」 に目を向けるだけで、すべての悩みが消えて なくなる。多くの人を勇気づけてきたカウ ンセリング界のカリスマが、究極の人生 論を語る。 ポジティブシンキングは、「こころ の月」をいびつにする。 私の考えはこうです。人間は月と同じで、 もともと真ん丸。本当の自分は、 最初からまんまる。 だから、何かを足そうとする必要も...
自然を愛し尊ぶ心は世界の人々に共通している 第 2,746 号
古来、日本人は季節の移ろいを敏感に感じ取り、 それを生活文化として昇華させてきました。 『致知』4月号の「巻頭の言葉」では、 日本神話ゆかりの地・ 高千穂神社宮司の後藤俊彦氏が 「悠久なる歴史や日常の暮らしを見直し、 本来あるべき生き方を考える」をテーマに 思いを綴られています。 日本文化に基づいた本来あるべき生き方とは どのようなものでしょうか。 ────────...
会議や交渉などは議論する人の全人格.全教養が問われている = 2-2 = 第 2,744 号
外交官は「もの書き」のプロ。つまり、外交 とは、文書を作るための交渉であり、そう いう仕事をするのが外交官である。 外交官や民間外交員は、いずれも「交際」 「交渉」を生業とする。そして、その結果 を契約書という文書にまとめる。交渉す るには言葉が必要ですし、文書にまと めるにも言葉がいる。たくさんの 語彙を持って交渉し、文書に まとめる。つまり、交渉の 本質は言葉や文を...