「 生きる 」一覧
「一流の人は普通の人」をまさに体現されている方だと感じました 第 2,536 号
陶芸家・人間国宝の井上萬二さんの取材は、 もともとは、以前の編集会議で、 ある編集者から提案のあった企画でしたが、 その時は採用に至らず、 しばらく眠ったままになっていました。 しかし今回、「実行するは我にあり」 という特集を組むことに決まり、特集全体の ラインナップを考える中で、『致知』らしい 重厚感のある人間学の達人、長年にわたり 一つの道を極めてきた「一生一事一貫」の ...
ここで辞めたら子供たちを救う場がなくなってしまう 第 2,535 号
福岡県北九州市でガソリンスタンドを経営する 野口義弘氏とスクールカウンセラーの堀井智帆 氏は、共に長年、非行少年たちと向き合い、 その更生を手助けしてきました。 『致知』9月号のお2人による対談 「愛するところに人生の希望は生まれる」は 感動的な実話が盛りだくさんで、 大きな反響をいただいています。 野口氏の社長時代の給料は20万円、 会長となった現在は10万円。 そこ...
ああ、あの子の家族はこうなっているんだな = 2-2 = 第 2,534 号
――健さんは初めての一人旅だったそうですね。 〈美谷島〉 あの年頃の子に一人で 旅をさせるのは冒険ですけれど、 上の子たちも同じ頃に一人旅をしていたので 「健ちゃんも行く?」と聞いたら 「行ってみたい」と。 新幹線がいいかなと思いましたが、家から 羽田が近いので飛行機で行くことになって……。 主人と二人で羽田まで送って行って搭乗口で 「バイバーイ」と手を振ってね。 あの時...
ああ、あの子の家族はこうなっているんだな = 2-1 = 第 2,533 号
昭和60年8月12日、520人の命を一瞬にして 奪った日航ジャンボ機墜落事故が発生しました。 世界の航空史の中で最多の犠牲者を 出したこの事故で、美谷島邦子さんは 次男の健さんを失います。 以来37年、多くの遺族が集まる 「8・12連絡会」の事務局長として 会報や文集をつくり続け、 講演活動で遺族の声を届け、 紙芝居や絵本で命の大切さを訴えてきた 美谷島さんが見つけたも...
生き物など大自然は豊かな人生を生きる上でとても大切です 第 2,532 号
文学博士の鈴木秀子先生が9月号で取り上げら れたのは佐藤春夫の『西班牙(スペイン) 犬の家』という作品です。 この小説には、「夢見心地になることの 好きな人々のための短篇」という副題がつけ られているように、読み進めるうちに別世界 へと誘われる不思議な作品です。この小説 から私たちは何を感じ取ったらよいのか。 鈴木先生のお話の一部を紹介します。 ─────────────...
ご自身の満洲での姿と少年の姿が重なったのですね 第 2,531 号
作家の青木新門さんが8月6日、お亡くなりに なりました。先の大戦から75年が過ぎ、 当時の記憶を語り継ぐ人が少なくなっている 一方、コロナ禍に見舞われた現代社会には 新たな悲しみが生まれてもいます。 青木さん最後の登場となった『致知』2019年 11月号から、曹洞宗僧侶・中野東禅さんと それぞれの戦争体験を交えて〝悲しみとどう 向き合うか〟を語り合っていただいた 貴重な内容を...
自分達の人間力を高めて仕事の質を向上させる 第 2,527 号
本日ご紹介させていただいくお話は、 第4回社内木鶏全国大会で【感動大賞】 を受賞された、株式会社ヤマサコウショウの 佐々木社長様が発表された内容の一部です。 ================= (佐々木) 私が社内木鶏会を導入したのは平成22年の 10月です。 最初は不慣れだった発表も回を重ねるごとに 上手になり、社員から木鶏会が楽しみとか、 やって良かったという意見が...
混迷の時代を逞しく生き抜くには人間力が求められます 第 2,525 号
「きょうの感染者数は○○人」 「先週を○○人下回る」 「○曜日では○か月ぶり」。 数年前からは考えられないほど、 こうした報道にも見慣れた感があります。 しかし、これらの情報に一喜一憂することに 意味はあるのでしょうか。 厚生労働省元医系技官の木村盛世さんは、 具体的な論拠と共に、社会全体を覆う "病„の存在を指摘されます。 ───────────────── (...
その生気漲る青春期に思いを馳はせたものでした 第 2,524 号
倫理運動の創始者・丸山敏雄先生と 〝国民教育の師父〟と仰がれる森信三先生は、 直接の交流はないものの、 同じ時代を生き、共に現代人の指針となる 教えを世に広められました。 丸山敏雄先生の令孫である倫理研究所理事長 の丸山敏秋氏は若い頃、森先生と交流し、 その教えに傾倒していたといいます。 丸山理事長にとってお二人は どのような存在だったのでしょうか。 ─────────...
債権回収業から金貸しになり巨額の富を得て成金 第 2,522 号
読みだしたら止まらない衝撃の小説デビュー 作品。2人を殺めた無期懲役囚が亡き父へ 捧げる鎮魂歌。 菊山尚泰は1924年、朝鮮の貧しい農家に 生まれ、18歳の時に「夢の国」を目指し 日本に出稼ぎに来た。鉱山で働くうち にその腕力だけで頂点に立ち、どん な荒くれ男たちからも恐れられる 存在になった。 終戦後、菊山は夜の街の用心棒、債権回収業 から金貸しになり巨額の富を...