「 生きる 」一覧
「修行」とは黙々と没頭する時間を持つことである 第 2,519 号
ベストセラー『バカの壁』で知られる解剖学者 の養老孟司氏は若い頃から会社勤めを選択 しなかったといいます。 そして、一人黙々と解剖作業に没頭する中で、 人生の普遍的なテーマに 思いを馳せるようになったと語られています。 スマホに間断なく情報が押し寄せてきて、 ものを考えようにも考えられない、いまの時代、 私たちはどのような心懸けで 生きればいいのでしょうか。 『致知』最新号...
かたよらない心.こだわらない心.とらわれない心 第 2,518 号
臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺さんは 「坐禅は心を空っぽにする修行である」と 説かれます。 心が張り詰め、たくさんの概念や情報、 感情で頭がいっぱいになった時、 どうすれば鏡のように澄んだ心を取り戻せる のでしょう。 ───────────────── 〈横田〉 自分中心なわがままな物の見方が執着を生みだし、 争いを起こし、苦しみの原因になってしまう。 そのように様々な...
自分の心を示すために言葉と行動があるんだよ 第 2,515 号
1978年にデビューして以来、 「乾杯」「巡恋歌」「とんぼ」 「MOTHER」など数々のヒット曲を 世に送り出し続けている シンガーソングライターの長渕剛さん。 『致知別冊「母」2022』では お母様との心温まるエピソードや、 音楽家としての原点、名曲誕生秘話 を語っていただきました。今もなお 長渕さんの心に残る母の教えとは――。 ───────────────── ...
日本本来の意味や成り立ちに無自覚であることは多くある 第 2,514 号
「日本はなぜ『日本』というのか」 「日本の国旗はなぜ『日の丸』なのか」 このような質問をされた時、 あなたはきちんと答えられますか? 同様に、普段何気なく使っている 「お父さん」「お母さん」 という言葉がどのような意味を 持っているのかご存じですか? 月刊誌『致知』でお馴染みの 境野勝悟先生は、こうした質問に答えられる 日本人は極めてすくないでし...
口を開けて音読すると滑舌の訓練になり咀嚼・嚥下機能の維持にも 役立つ 第 2,513 号
リモートワークや、長引く自粛生活により、 人と会話をしたり、自分で声を発すること 自体が少なくなってしまった昨今……。 ひとりで声に出して文章を読み、 心身の健康を維持できる「音読」が、 いま、あらためて注目を集めています。 光トポグラフィなどの装置を用いて さまざまな状況下で脳の酸素含有量や血流量を 測定した結果、黙読より、音読中のほうが 脳は広範囲に活性化されることが...
本当の幸せとは当たり前のことがいかに素晴らしいかに気づくことです 第 2,512 号
文学博士・鈴木秀子先生が小説や詩、 随筆を通して人間の生き方を紐解かれる 『致知』連載「人生を照らす言葉」は 読者の皆様から大きな反響をいただいています。 最新号では、志賀直哉の短篇『朝顔』を通して、 そこから学ぶことのできる人生の真理を 伝えられています。 その内容の一部をご紹介します。 ─────────────────── 小説の舞台は静岡県の熱海です。「私」(...
腸は脳と同じ原理で絶妙な働きをしている 第 2,509 号
どんよりとした暗い気持ちも、高血圧や肥満・ 糖尿病も、感染症やアレルギーも、認知症や うつも、果ては腎臓病や子宮内膜症まで、 多くの病気が腸内細菌の乱れと密接に 関係することが明らかにされつつあります。 現代人は、高脂肪食、食物繊維不足、抗生物質、 食品添加物、下剤、ストレス、運動不足など の影響で腸内フローラが乱れがちです。 それが、腸内に慢性炎症を引き起こし、大腸...
僕には夢がいっぱいあって時間が足りないんだ 第 2,508 号
体の自由がだんだんと奪われていく 難病・筋ジストロフィーと闘いながら、 歌手として多くの人々に生きる勇気を 与え続ける小澤綾子さん。 人生の歩みを振り返っていただきながら、 心の支えになった出逢い、活動の原点となった エピソードを語っていただきました。 ───────────────── 〈小澤〉 ……堪え続けた違和感の正体が ようやく判明したのは、20歳の頃。 手す...
日本人は日本人のように考え行動してこそ世界で本当の価値を発揮できる 第 2,506 号
数学者として知られる藤原正彦さんは長年、 日本の国語教育のあり方に 警鐘を鳴らし続けてきました。 読書力の低下で、文学や詩歌など 美しい国語に触れない日本人が増え、 同時に人間としての大切な情緒が 失われつつある現状もその一つです。 そうなった背景は何なのか、 失われた日本語をこれからどのように 取り戻していけばいいのか。大局的な視点 から藤原さんにお話しいただきました。 ...
自分の心を示すために言葉と行動があるんだよ = 2-2 = 第 2,505 号
そうすると、真っ暗な押し入れの中に 一時間くらい放り込まれた後、 再び神仏の前に正座させられ、母が 「心はどこにある」 と聞くんです。 僕は 「……うーん……どっか、このへん」 と自分の胸の辺りを指します。 すると母は、ビシッと、 「どこだか分からないから、自分の心を 示すために言葉と行動があるんだよ! 言葉と行動そのものがあんたの心!! ...