「 世間動静全般 」一覧
言葉は人格の表明であり.その人の信頼性を判断する重要な鍵 第 473号
誰もが品格ある人になる可能性に満ちている 日本人は本来「品位」と優しさを兼ね 備えている。 強欲な資本主義に毒され忘れかけた心性を取り 戻せば、誇りある美しい国は必ず甦る。 品格を磨くためには、まず中身をキレイに しておく必要がある。 学習の極意は、「読書百遍義自ら見る」と いう諺に表される。 難解な本であっても、何度となく繰り返し読んで いれば、その...
麻生太賀吉は吉田茂のことを実の父親のように慕った 第 464号
1866年、吉田茂の養父、吉田健三は留学を 目的に密航を企てる。 英国に2年滞在し、その間に養った語学力が 彼の人生を決定づけた。 ちょうど帰国した年に明治維新があり、健三 は自分の時代が来たことを実感する。 吉田健三が亡くなったとき、吉田茂は 11歳であった。 健三は、現在の貨幣価値にして25億円と いう莫大な遺産を残してくれた。 あろうことか...
挫折や壁は.人がより大きな任務を果たす為.天から与えられた試練 第 457号
小学生の頃から、世の中をよくすることができる のが政治家だと考え、その実現を目指して歩んで こられた衆議院議員・下村博文さん。 その原点となる二十代のご体験を 語っていただきました。 ─────────── ☆ 逆境は天から与えられた試練 ☆ 下村 博文 ─────────────────── その思いをさらに強くしたのは、...
長期的に継続される粘り強い情報活動のみが成果をあげる 第 456号
完倉壽郎(ししくら・じゅろう)氏は、 関東軍の情報参謀であった。 戦後は、ソ連の研究家となる。 1984年、韓国の情報関係者が完倉氏を ソウルに招いた。 完倉氏は非公開の研究会で、何も見ないで シベリア鉄道やウラジオストク港などの情報 を詳しく語り、韓国の参加者を驚かせた――。 1943年 3月から 45年 3月までの2年間、関東軍 情報参謀であった...
榎本の卓抜した発想を支えたのは.事実を積み上げていく実証主義 第 455号
最先端の科学知識と広大な世界観を兼ね備え、 世界に通用する稀有な官僚として外交・内政 の最前線で日本近代化に貢献しながら、幕末 維新史において軽視されてきた男。 近代日本随一の国際人。 御家人の子として江戸に生まれ育った榎本武揚は、 昌平坂学問所を卒業後、幕府が長崎に設けた 海軍伝習所に入った。 当時の最新の知識や技術を身につけた榎本は、 その後のオランダ...
せめて最期の瞬間くらいは.人間らしくと願ってのことでした 第 454号
上甲晃さんは松下政経塾の塾頭として経営の 神様・松下幸之助氏から薫陶を受けました。 松下政経塾は政治家を育てる場ですから、 我が強く、人の言うことを素直に聞か ない塾生もたくさんいたようです。 指導する上で大変な苦労をしていた上甲 さんに大きな示唆を与えたのがマザー・ テレサの言葉でした。 ─────────── ☆ 松下幸之助に学んだ人生の要訣...
外交官は国際政治史および当該地域の歴史を学ぶことが重要 第 453号
いつまで続く迎合・謝罪外交…外務省顧問の職を 辞してまで問いかけた日本外交の実態とは。 著者村田良平氏は、気骨ある外交官で外務事務 次官、駐米大使、駐独大使を歴任した。 外交機密費流用問題から始まった外務省のスキャン ダルは、北朝鮮の不審船引き揚げ問題、瀋陽の 日本総領事館での亡命未遂事件。 本書では、日本大使館の情報管理のお粗末さ、 人事制度の弊害などを、実名...
もし皆に温かい家庭があったなら.戦争にはならなかったかもしれない 第 452号
NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」も10月1日 で終わりました。 今回はそのモデルとなった大橋鎮子さんが90歳の 時に『致知』にご登場いただいた時のインタビュー の一部を紹介します。 ドラマの様子を思い浮かべながらお読みください。 ─────────── ☆ 『暮らしの手帖』とともに60余年 ☆ 大橋鎮子(暮らしの手帖社社主) ──...
死に物狂いでやればどんな事でも成し得ることが出来る 第 448号
スイングドアでシェア80%のユニフローと いう会社があります。 社長の石橋さんは経営を知らない主婦の 立場から社長になった異色の経営者です。 ─────────── ☆ 父がつくった会社を守り抜きたい ☆ 石橋さゆみ(ユニフロー社長) ─────────────────── ──石橋さんは、主婦から転じて御社の経営に 携わって...
短眠で質の高い眠りを得るには体を動かさなければならない 第 447号
最近ではビル・ゲイツら一流ビジネスマンの人達 から、古くはエジソンから野口英世に至るまで、 成功者達はみな、1日3~4時間といった 短い睡眠で、いい仕事を成し遂げてきた。 なぜ彼らは、そんなことが可能なのか。 そのカギは「朝脳」を活性化する、深く短い “眠り方”にあった! 日本における「短眠法」の第一人者が、自らの 体験も踏まえ、誰でも無理なく身につき、自分 ...